悪玉コレステロールの嘘?本当に注意すべきは活性酸素な理由

悪玉コレステロールの嘘?病気
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コレステロールは悪!

そんなイメージをお持ちの方も多いとは思いますが、実をいうとコレステロールはそこまで悪者ではありません。
なんなら体にすごく大事な栄養素でもあります。

ということで今回の記事は『コレステロール』について書いていきます。
テレビを信じきっている人にとっては目から鱗の話になると思います(`・ω・´)”

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コレステロールは悪者ではなかった

コレステロールはかわいそうな物質です。
『悪玉コレステロール』なんていう名前をつけられ、風評被害を長年受け続けてきました。

しかし、コレステロールは体にとってすごく重要な栄養素になります。
コレステロールは次のものを作る素材になります。

  • 細胞膜
  • ホルモン
  • ビタミンDの前駆体

などなど、コレステロールは体内で大活躍なのです(`・ω・´)”

細胞とコレステロール

人間の体は約60兆個の細胞からできています。
細胞1つ1つは、細胞膜という物質により覆われています。

この細胞膜の材料になるのがコレステロールなので、コレステロール不足になると健全な細胞を作ることができません。
細胞膜が弱れば、肌にハリがなくなり老け顔になってしまいます笑

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脳とコレステロールの関係

コレステロールは脳の働きのために、超重要な物質になります。
脳は体重の2〜3%%しか占めませんが、体内の全コレステロールの25%は脳にあるのです!

コレステロールな脳細胞を強化し、保護する役割があります。
だから、コレステロールの値が低い人は認知症を発症しやすくなるのです(´・ω・)

コレステロールは動脈硬化を促すのか?

長年、「コレステロールが動脈硬化を促し、心筋梗塞や脳梗塞を起こす原因だ!」と考えられていました。
だから健康診断でコレステロール値が高いと、「油物は避けましょう!」と栄養指導されていたんですね。

しかし、近年の研究では動脈硬化にコレステロールは直接関係ない!ということがわかってきたのです。
なんなら、コレステロール値が高い人の方が死亡率低いじゃん!ということもわかってきています。

問題は高コレステロールだけじゃない

確かに高すぎるコレステロール値は動脈硬化の原因になり、体に良くありません。(一部の研究では85歳以上の高齢者の場合、コレステロール値が高いほど認知症になりにくいという結果も分かっていますが)

しかし、高コレステロールだけを危険なものとみなしても意味がないのです。

  • アルコールの過剰摂取
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • 太り過ぎ
  • 高炭水化物食

これらも危険だということです。

この話がどこまで本当かわかりませんが、製薬業界が儲けたいがためにコレステロールが危険だということを脳内に刷り込み、コレステロール薬をバンバン売ってきたとのことです(´・ω・)

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悪玉コレステロール?善玉コレステロール?

コレステロールといえば、

  • 善玉コレステロール
  • 悪玉コレステロール

の2つがあると、ほとんどの人がそう思っているでしょうが、そんな区別は人間が勝手につけただけであって、どちらも体に必要な機能です。

善玉コレステロールと呼ばれるものは正しくは『高比重リポタンパク質(HDL)』で、悪玉コレステロールは『低比重リポタンパク質(LDL)』です。

低比重リポタンパク質(LDL)の働き

LDLの働きは、肝臓で作られたコレステロールを各細胞に届けることです。
つまりはLDLとはコレステロール運ぶ容器みたいなものです。

だから悪玉コレステロールなんて呼ばれたらダメなんですよ。
各細胞に栄養を届けているのですから(´・ω・)

高比重リポタンパク質(HDL)の働き

HDLは体で使われずに余ったコレステロールを集めて肝臓に持って帰る役割があります。
だから善玉コレステロールなんて呼ばれているのです笑

HDLにより肝臓に集められたコレステロールは、肝臓でリサイクルされて新しいコレステロールに生まれ変わります。
そしてLDLがそれをまた各細胞へと届けるのです。

LDLが真の悪玉コレステロールになる時

動脈硬化を起こした人の欠陥を調べると、確かにLDLがたくさん見つかります。
これにより、LDLが悪者だ!とされたわけですが、今では違うことがわかっています。

フリーラジカルなどの活性酸素の攻撃を受けたLDLが、真の悪玉になるのです!

LDLが活性酸素の攻撃を受けると、コレステロールを包んでいるリポタンパク質が酸化し、壊れます。
そうなると、リポタンパク質に包まれていたコレステロールまでが酸化されてしまい、『過酸化脂質』という有害物質に変質します。

過酸化脂質は血管を傷つけ炎症を起こします(´・ω・)

しかし、体には傷ついた血管を修復する作用がちゃんと備わっています。
血管の修復にはコレステロールが必要なので、LDLが炎症箇所にコレステロールを届けに行きます。

通常ならばこれで血管の傷は修復されるのですが、活性酸素が大量にある場合、新しく届いたLDLまでが酸化され、その中身のコレステロールが過酸化脂質に変質してしまうのです・・・。

血管内では常に破壊と再生作業が行われ、この箇所にはどんどんとLDLが蓄積されます。
そうなるとどんどん血管が硬くなって弾力性を失っていきます。

これが動脈硬化やら心筋梗塞やら脳梗塞の始まりなのです。

注意するべきは活性酸素

今の話で分かったと思いますが、注意すべきは活性酸素なのです。
活性酸素がなければLDLが酸化されることはなく、コレステロールが過酸化脂質という有害物質になることはありません(`・ω・´)”

活性酸素を除去するためには、食事が重要になります!
活性酸素除去についてはこちらの記事を参考にしてみてください→→→野菜に含まれるいろいろなファイトケミカルについてまとめてみた

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まとめ

いかがだったでしょうか?
この記事では『コレステロール』について書いてきました。

悪玉コレステロールが悪いのではなく、悪いのは活性酸素です!
そしてコレステロールには悪玉も善玉もなく、あるのはコレステロールを肝臓から全身へ運ぶLDLと、全身からコレステロールを回収するHDLです。

もちろんコレステロールが高すぎたり低すぎたりするのも問題ですのでご注意を!
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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  • 50際からは肉を食べ始めなさい
  • GO WILD
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