脂肪の働き方は全然違う【オメガ3・オメガ6・飽和・不飽和・中鎖・トランス】

脂肪 効果 違い脂質・オイル・油
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『果糖中毒』という本を読んでいまして、248ページに脂肪の働き方がまとめられておりました。分かりやすかったので、このページでもまとめたいと思います。

*上から順に摂取したい脂肪でして、下に行くほど控えたい脂肪になります。一番下のトランス脂肪酸は当サイトでもおなじみの危険な脂肪でして、こちらはできるだけ排除したい脂肪になります。

脂肪の種類供給源医学的価値または危険性
オメガ3脂肪酸天然魚、亜麻仁油抗炎症性がある、血中性脂肪を下げる、細胞膜を修復する
一価不飽和脂肪酸オリーブ油とキャノーラ油肝臓代謝を刺激する、アテローム形成を低減する
多価不飽和脂肪酸植物油抗炎症性があるが、大量に摂取すると免疫機能不全を引き起こす可能性がある
飽和脂肪酸牧草で育てられた家畜の肉、ミルク、乳製品特定の遺伝的背景(家族性高コレステロール血症)を持つ人の間にアテロームを形成させる。大型低密度LDLを非常に高いレベルに押し上げる
中鎖脂肪酸ヤシ油、ココナッツオイル、ヤシ格油エネルギー源、アテローム形成を刺激すると言う示唆もある
オメガ6脂肪酸農場で育てられた(とうもろこしと大豆で育てられた)家畜と養殖魚アテローム形成、インスリン抵抗性、免疫機能不全、炎症誘発
トランス脂肪酸(半硬化油)合成された脂肪。加工食品にしか存在しないアテローム形成と非アルコール性脂肪性肝疾患

ということで、当サイトのいつもの結論と同じようなことになります。

  • トランス脂肪を排除せよ!
  • 魚を食べよう(鯖缶がオススメ)
  • 家に置く油は、コールドプレス製法されたオリーブオイル、ココナッツ油(体に良くも悪くもないというイメージ)

「もっと詳しく!」という方は、各リンクを辿って読んでみてください。

脂肪・脂質の詳細について>

食べるべき食材について>

 

低脂肪食についてもこの本で書かれておりました。有名な研究がありまして、1993年に開始された『5000人近くの閉経後の女性を8年間追跡調査』したものです。こちらの女性は、脂肪摂取(飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)は1日の総摂取カロリー量の30%制限されました。(脂肪を減らしたってこと)

その結果・・・心臓発作あるいは脳卒中の発生率に全く変化がありませんでした。つまり、「低脂肪が健康的な食事ってわけじゃないよー」という話です。「脂肪が悪!」と思われていたのですが、現在は脂肪より糖分の方がヤバイとなっているんですな。(脂肪を減らした食品は物足りなくなったので、糖分をプラスしたという背景がある)

NCBI - WWW Error Blocked Diagnostic

参考にした本はこちら。

よくまとまっている本でした。

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