酸化やフリーラジカルの意味とは?なぜ体に炎症を起こすようになるのか!?

結局のところ、 酸化やフリーラジカルってなに? 体にどう悪いの?食事を改善する
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酸化やフリーラジカルってよく聞く言葉ですよね?
意味は知っていますか?

なんとなく分かっていても、詳しい意味は知らない人が多いと思います。
ということで、今回の記事では『酸化とフリーラジカル』について少し詳しく書いていこうと思います。

デイビット・パールマター神経科医の「いつものパン」があなたを殺すを参考にしています。

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酸化?フリーラジカルとは?

フリーラジカルとは電子を失った分子のことです。

通常分子の電子は対をなしており、安定を保っています。
酸素は2つ合わさって分子を形成し、O2という安定な形をとります。

しかし、紫外線、化学物質、強いストレス、有害な食事などにより、分子から電子が遊離すると、分子は安定を求めて他の分子から電子を奪おうとします。

これが『酸化』と呼ばれるプロセスのことです。
こうして分子たちが次々に電子を奪い合い、無秩序にフリーラジカルができて、身体中に炎症が起こしていくのです。

なぜ酸化すると炎症が起こるのか?
それは、酸化して電子を失った組織や細胞は正常に機能しないからです。

そのため、健康上に問題をきたします。
酸化のレベルが高いほど、炎症のレベルが高く、

  • 関節炎
  • 消化器官系疾患
  • うつ病
  • アレルギー

などなど、多くの病気をもたらすとされています。

酸化を抑えるには?

酸化を抑えることで、炎症も抑えることができると考えられています。
だから『抗酸化物質は重要』だとされているんですね。

抗酸化物質は次のビタミンになります。

などの栄養素は、電子をフリーラジカルに渡すため、酸化の連鎖反応を妨げて炎症を回避させるのです!
ちなみに覚え方はビタミンエース(ACE)です(`・ω・´)”

昔の人間は、このような抗酸化物質が多く入った食事を食べていました。
例えば、新鮮な野菜、果物、木ノ実、などです。

しかし今の食生活は、抗酸化物質が入ってない加工食品ばかりになっています。
炎症が治まらないのも納得できる食事内容なんですね(´・ω・)

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コレステロールとフリーラジカルの関係

コレステロールには善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあって、悪玉コレステロールが体に悪いので、お肉や油物を避けましょう!というような話を聞いたことがある人も多いはずです。

これを信じ切ってお肉や油物を避けた食事をすると、脳にとってかなり悪いのです。
というのも、コレステロールは脳の重要な栄養素だからです。(と言っても、体に悪い油もあるのでこちらの記事を参考にしてみてください→→→摂取すべき油(脂質)、控えるべき油をまとめてみた

コレステロールは、ニューロン(神経細胞)が働くためには欠かせないものですし、細胞膜の構成要素として重要な役割を果たしています。
ニューロンはコレステロールを合成できないので、運搬体タンパク質が運んでくるコレステロールに依存しています。

運搬体タンパク質ってなんなのよ?って話ですが、正式名称は低密度リポタンパク質(low-density lipoprotein)で、略してLDLと呼ばれています。
それでこれが悪玉コレステロールという名前をつけられているのです(´・ω・)

LDLはコレステロール分子ではありません。
低密度のリポタンパク質なのです!

LDLの役割はコレステロールを捕まえて、ニューロンへと運ぶことです。
もしLDLが低かった場合、脳の燃料であるコレステロールが足りなくなります・・・。

現在の科学の文献において、コレステロール値が低いと認知症や他の神経学的問題を抱えるリスクが高いことが示されています。(LDLがとりわけ低い人たちはパーキンソン病にかかるリスクが約350倍も上昇するのだとか)

ここまでの話で、悪玉コレステロールと呼ばれているLDLが悪者ではないことがわかりました。
ではなぜ悪者扱いされていたのでしょうか?

ここにフリーラジカルが関係してきます。
コレステロールを運搬中のLDLにフリーラジカルが攻撃を与えると、脳にコレステロールを運ぶことが難しくなります。

また、フリーラジカルだけでなく、血液中の糖質もLDLに結びつくことでLDLの酸化を促進させます。
酸化されたLDLは脳に栄養を届けることもできないし、さらにアテローム性動脈硬化症の進行に関与することが研究で分かってきています。

つまりLDLが悪者なのではなく、

  • フリーラジカル
  • 血液中のグルコース濃度の高さ

が問題なのです。

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まとめ

いかがだったでしょうか?
この記事では『酸化とフリーラジカル』について書いてきました。

簡単にまとめます。

  • ストレスや化学物質、紫外線などにより分子から電子が遊離するとフリーラジカルができる
  • フリーラジカルは安定になるために、電子を求めて無秩序に他の分子から電子を奪う
  • これが酸化と呼ばれるプロセス
  • つまり酸化とは電子を奪うこと
  • フリーラジカルを防ぐには抗酸化物質であるビタミンエースを摂取

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
フリーラジカルを防ぐ生活習慣を心がけることで、確実に健康寿命は伸びると思います(`・ω・´)”

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