炎症を再定義。「いつものパン」があなたを殺すを読んで

身体中の細胞で炎症が起こっている?病気
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デイビット・パールマターさんの「いつものパン」があなたを殺すを読みました。

いきなりですが、『炎症』についてどういうイメージをお持ちでしょうか?
肌が赤くなる等のイメージで、そんなに体に悪いイメージはないと思います。

しかし、私たちは『炎症』について新しく考える必要があります。
ということで、この本で学んだことについて書いていきたいと思います。

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炎症と病気の関係

私たちが炎症を感じるのは次のような時です。

  • 虫に刺された
  • 歯茎が腫れた
  • 筋肉の痛み
  • 関節痛

などです。

炎症は体にとって悪いものではなく、自己防衛の働きを示すものです。
炎症を起こすことで、そこに積極的に免疫細胞などが集まるような仕組みになっています。

だから炎症とは短い日数で治るものであり、長期間にわたって続くものではありません。
しかし、炎症が長期にわたって続く場合、様々な化学物質が体内で作られ、それが細胞に害をもたらすようになるのです。

抑えの効かない炎症は、

  • 心臓発作
  • がん
  • 糖尿病
  • アルツハイマー病

などなど、ありとあらゆる慢性疾患に関与していると考えられています。

脳の炎症には気がつかない!?

体の痛みのある部位は炎症に気がつきやいので、痛みを緩和させるため私たちは病院に通ったりします。
しかし、脳の炎症については気が付きもしないのです。

なぜ、脳の炎症には気がつかないと思いますか?
それは、脳は他の体の部位と違って、痛みを感じる受容体がないからです。

だから痛みも感じないまま炎症は進んでいき、気が付いた時にはアルツハイマー病・・・という最悪の流れになってしまうのです(´・ω・)

ちょっと詳しいことを書くと、炎症が起こると細胞は『炎症性サイトカイン』と呼ばれる物質を放出します。
アルツハイマーやパーキンソン病などの脳変性疾患に苦しむ人たちの脳内では、細胞が炎症性サイトカインの産生に活発に関与していることが分かっています。

なぜ炎症が起こるのか?

そもそもなぜ炎症は起こるのでしょうか?

これはフリーラジカルが関係しています。
フリーラジカルとは、電子を1つ失った分子のことです。

普通、電子は対をなして安定な形を保っています。
しかし、ストレスや化学物質、紫外線などにより、分子から電子が遊離すると、フリーラジカルができてしまいます。

フリーラジカルは失った電子を求めて、手当たり次第に他の分子の電子を奪おうとします。
そしてこの電子を奪うことを『酸化』と呼びます。

酸化によって電子を奪われた細胞や組織は、正常に機能することができません。
そのため色々な健康上の問題を引き起こします。

だから、酸化を抑えることで炎症を弱めることができると考えられているのです。
酸化とフリーラジカルについてはこちらの記事を参考にしてみてください→→→『酸化やフリーラジカルの意味とは?なぜ体に炎症を起こすようになるのか!?

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まとめ

いかがだったでしょうか?
この記事では『炎症』について書いてきました。

炎症のイメージが変わってきたのではないでしょうか?
今、私たちの体では炎症が起き続けています。

フリーラジカルによる酸化のプロセスで、身体中の細胞が正常な機能をしなくなってきているんですね。
しかし、きちんとした抗酸化物質を食事から摂取していれば、酸化の反応を防ぐことができます。

野菜などをしっかり摂取していますか?
もし抗酸化物質の量が足りなければ、酸化に負けてしまいます。

そうなると慢性的な炎症反応が起こり、体を蝕んでいきます。
脳以外であれば痛みを感じるので、体の異変に気がつくかもしれません。

しかし、脳は痛みを感じないので・・・気がつかないうちに脳細胞の多くが正常な機能をしなくなり、アルツハイマー病などの脳疾患になってしまうということですね(´・ω・)
(ちなみに、頭痛は脳の血管の伸縮による痛みです)

ということで、しっかりとした栄養を摂取し、いつまでも若々しいカラダと脳を目指していきましょう(`・ω・´)”
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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