マイクロバイオータ?マイクロバイオーム?プロバイオティクス?腸内フローラ?の違い

腸内環境で使われる言葉腸内フローラを改善する
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最近では『マイクロバイオーム』やら『マイクロバイオータ』やら『腸内フローラ』やら『腸内細菌叢』やら『プロバイオティクス』やら、様々な腸内に関する言葉が飛び交っており、分かりづらいですよね?

と言うことで、今回の記事ではそれらの言葉を整理していきたいと思います。

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1 腸内細菌環境の用語集

それでは早速腸内環境に関係する言葉をまとめていきましょう。

1.1 マイクロバイオータ(microbiota)とは?

マイクロバイオータとは『微生物相』のことです。そのため、『腸内細菌』のことのみを指しません。皮膚やら口腔やらの最近まで含めてマイクロバイオータと呼びます。

 

「相ってなやねん?」と思うかもしれないので補足をしておくと、昔は全生物をまとめた概念の『生物相』は、『動物相』と『植物相』と二分されると考えられていました。この考えでは、細菌は植物相に入っていました。

 

いまでは細菌を含む微生物集団は『微生物相(マイクロバイオータ)』として分類されています。

1.2 マイクロバイオームとは?

マイクロバイオータが微生物を指すのに対して、“マイクロバイオーム”はもっと幅広い概念となっています。『オーム』はギリシャ語で『すべて』を意味します。ですからマイクロバイオームとは、微生物とそれらが発現する遺伝子群および、微生物と宿主の相互作用までを含む広い概念として用いられます。

 

また、マイクロバイオームのことをヒトの『第2のゲノム』なんて呼んだりもします。なぜかというと、私たちは自分たちのヒトゲノムを変えることはできないですが、マイクロバイオームは変えることができるからです。

1.3 腸内フローラと腸内細菌叢は一緒

『腸内フローラ』と『腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)』という言葉がありますが、この二つは一緒のものと思ってもらってOKです。腸内フローラのフローラは、お花畑を意味し、腸内細菌叢の叢は草むらを意味します。ですからどちらも「お腹の中に腸内細菌が広がってるぜ!」というニュアンスです。

1.4 プロバイオティクスとは?

プロバイオティクス(Probiotics)とは、人体に良い影響を与える微生物、または、それらを含む食品のことです。プロバイオティクス食品の代表例と言えば、次のようなものです。

  • ヨーグルト
  • ぬか漬け
  • 納豆
  • 味噌

などなどです。

 

「プロバイオティクスサプリメント」は、人に良い影響を与える微生物が入ったサプリメントということですね。

プレバイオティクスとは?プロバイオティクスとの違い

おわりに

今回の記事では『腸内細菌環境で使われる言葉』について書いてきました。んまぁマイクロバイオータも、マイクロバイオームも、腸内フローラも、腸内細菌叢も、ほぼ同じ意味なので、一般人がそこまで明確に区別して使わなくても大丈夫でしょう。

 

参考までに。それでは!

*参考

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