錆びた鉄フライパンと南部鉄器を再生して使ってみた

料理
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実家で見つかった鉄のフライパンと南部鉄器。どちらもめちゃくちゃ錆びていました。

「鉄製品が良い」と言うことで親が購入していたのですが、鉄製品の扱いの知識は素人ですし、料理の情熱もないので、錆びたまま使わなくなっていたようです。

それがもったいないので 再生させて使ってみました。

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錆びた鉄フライパンと南部鉄器の再生方法

鉄フライパンの錆はまだしも、 南部鉄器は錆びが盛り上がっているくらいにめちゃくちゃ錆びてました。まずはこのサビや汚れをとっていきます。

流れとしてはこんな感じです↓

  1. 焼きまくってゴミをすべて燃やす
  2. 錆を削り取る
  3. 油膜を張る
  4. 鉄臭さを取る

以下ではもう少し具体的に書いていきます。

ちなみに最近話題のChatGPTさんにも聞いてみましたら、こんな回答を得ました↓

どちらも間違ってないですね。いやはやChatGPTさん凄すぎるよ。

まぁChatGPTさんは置いておいて、私が調べたやり方を書いていきます↓

鉄をコンロでめっちゃ焼く

まずはどちらもめちゃくちゃ焼いていきます。炭化という作業です。ゴミを全て炭にしていくイメージです。

この作業は、鉄フライパンや南部鉄器がそこまで汚れていない場合はやらなくても構いません。洗剤とスポンジを使ってきれいに洗うだけで大丈夫です。

私が持っている鉄フライパンと南部鉄器の場合、古い油と汚れがこびりついていて洗剤だけだとなかなか落とせないため、この作業を行いました。

スチールウールなどでサビを削り取る

あらかたきれいになった鉄フライパンと南部鉄器の炭&サビを取り除きます。

スチールウールなどを使って、ガンガンに炭&サビを削り落としていきます。ヤスリを使うのもいいです。

鉄フライパンはみがきやすいので、こんなにきれいになりました↓

南部鉄器はこんな感じ↓

ただし内部がとても磨きづらいので、ライトをつけて写真を撮ってみると、サビが残っているのがわかります。でももうこれ以上磨くの無理です。手が入らなくてきついっす。

仕方がないのでこのまま続けます。

油で表面をコーティングする

油を使って鉄の表面をコーティングすることで、錆びにくくさせます。

南部鉄器では一般的な方法ではないみたいなので、南部鉄器はやらなくても大丈夫です。私はやりましたけど。(南部鉄器の場合はここの作業をパスして、次の鉄臭さを取る作業に移ってもokです)

この方法はこちらの動画が参考になりました。(YouTubeではいろいろなやり方が紹介されていますが、こちらが最も少ない油を使っていたので私はこの方法を選んでおります。エコ!)

油は、サラダ油や米油でオッケーです。私は米油を使いました。(オリーブオイルは適していません)

やり方を箇条書きしますと↓

  1. フライパンを熱する
  2. フライパンを冷ます
  3. 油を塗る
  4. フライパンを火にかけて、白い煙が出たら火を止める
  5. フライパンを冷ます
  6. 油を塗る
  7. を繰り返す。

3回ほど繰り返し油のコーティングを三重にします。三重もすれば十分みたいです。

フライパンを熱したり冷ましたりするので、ここが1番時間のかかるところかと思います。 (最初にフライパンを熱する理由は、フライパンの表面に付いている水分を完全に飛ばすためです。水分が残っていたら油がしっかりとぬられませんからね。)

一度熱し冷ましたフライパンに、米油を塗り塗りしていきます。 オモテ面も裏面も塗り塗りします。 (裏面は最初の1回だけ)

塗り塗りした後は火にかけて行きます。

画像では分かりづらいのですが、白い煙が出てきたら火を止めて冷まします。(白い煙が出ると言う事は、油が酸化して鉄とくっついている合図だから)

これを3回繰り返したら完了です。

こうなるとちょっとやそっとでは油のコーティングは剥がれません。年末の大掃除のときの台所の換気扇のファンを思い出してもらえればわかると思いますが、あーゆー汚れってなかなか落ちないですよね。それと一緒です。

最後は余分な油を落とすためにも、ぬるま湯と洗剤をつけて鉄フライパンと南部鉄器を洗います。繰り返しになりますが、ちょっとやそっとでは油のコーティングは落ちないため、洗剤を使っても大丈夫です。(だからといって、スチールウールなのでゴシゴシ洗いはさすがに剥がれてしまいます)

*フライパンはともかく、私はここでビビってしまって南部鉄器をやさしく洗いすぎてしまいました。だからしばらくは南部鉄器を使うと米油の味がしてしまいました。ビビらずに洗剤で洗って余分な油を落としていきましょう!

鉄臭さを落とす作業

ここまできたらもう普通に使えるのですが、ものによっては鉄臭さが出るみたいなので、一般的には野菜を炒めて鉄臭さを取る作業が行われます。(フライパンの話で、南部鉄器の話ではない)

野菜を炒めなくても鉄臭さが取れたら何でもいいので、ここでは「緑茶で煮る」という作業をやりました。

緑茶に限らずお茶に含まれるタンニンと鉄を反応させて、「タンニン鉄」というものをつくり鉄臭さを取ろうというわけです。(この反応させることで、南部鉄器の場合は油のコーティングをしなくてもサビづらくすることができます。)

これについてはこちらの動画が参考になりました↓

鉄のフライパンと南部鉄器を緑茶で30分ほど煮込んでみました。

色を見たらわかるとおり、濁った緑色になっていますね。やはり鉄がまだ残っていたみたいで、タンニンと鉄が反応し「タンニン鉄」ができたみたいです。

で、後はぬるま湯で洗って乾かしました。

いい感じにきれいになっています。

南部鉄器の内側のサビもコーティングされた感じになっています。

数週間経ってもフライパンと南部鉄器は錆びていない

フライパンが使えるようになったか、卵を焼いて試してみました。

ひっつきやすくて困る目玉焼きもきれいに焼けました。ほとんどフライパンにはひっついていません。

また鉄臭さもまったくありませんでした。「お茶で煮る」という作業は鉄臭さを取る効果がきちんとあるみたいです。

鉄のフライパンと南部鉄器を再生させてから数週間利用してみましたが、錆びる気配は全くありません。しっかりと油でコーティングし、さらにタンニンと反応させていたら雑に扱っても大丈夫みたいです。 (フライパンは毎回洗剤をつけて洗っています)

以上、鉄フライパンと南部鉄器を再生させた記事でした。参考になれば幸いです。それでは!

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