腸内フローラでアミノ酸などなどが合成されているのは有名な話。でもまだまだよく分かっておりません。
島津製作所が高速液体クロマトグラフィーを用いて9種類のD-アミノ酸が合成されていることを確認しました!
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本分析法において12種類の遊離型D-アミノ酸が腸内細菌叢により産生されていることを見出しました。また、そのうちの9種類のD-アミノ酸は、腸管腔内を遊離し存在していることが初めて確認されました。
私たちの体を構成するアミノ酸は全てL型になります。ですから一般に「アミノ酸」と言えばL型を示します。D型のアミノ酸は、細菌の細胞壁の構成成分などで発見されております。
近年、様々な生理活性や疾病との関わりが注目されているD-アミノ酸は、腸内細菌研究分野においても、小腸で腸内細菌由来のD-アミノ酸を基質として宿主が過酸化水素を産生し、病原菌を殺菌することが報告されています。しかし、腸管腔内の遊離D-アミノ酸は、盲腸内からわずか4種類が確認されているのみで、大腸管腔内の報告例は皆無でした。
D-アミノ酸は人体にどういう影響を与えているのか、今後の研究が期待されますねぇ。
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