ピロリ菌は本当に悪者なのか?ピロリ菌がいなくなるとアレルギーが出る?

ピロリ菌は悪者? 腸内フローラ
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体には1000種類以上にも及ぶ細菌が合計で100兆個以上生息しています。
その1つにピロリ菌がありますが、この菌は『悪いやつ!』ということから、排除されてきました。
しかしここに来て、本当にピロリ菌は悪いだけなのか?という疑問の声があったりするようです。
ということで今回の記事はピロリ菌についてになります。

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ピロリ菌は本当に悪者?

胃潰瘍や胃がんに関係があるということで、ピロリ菌は有害な菌であるとされています。
そのため、ピロリ菌の除菌がブームになりました。
ピロリ菌は大抵親から受け継ぐものなので、親がピロリ菌の除菌を行うと、子供には受け継がれません。
ですから、今の若者でピロリ菌を保持している人はかなり少ないんですね〜。

これで、胃潰瘍や胃がんの心配もなくなり、一件落着かと思いきや、2009年の論文にこんなことが書かれていました(Coadaptation of Helicobacter pylori and humans: ancient history, modern implications)。
簡単に言ってしまうと、ヒトとピロリ菌は少なくとも5万年もの間共存していたので、免疫系のバランスを役割があったのです。
そのため、ピロリ菌がいなくなると、喘息やアレルギー疾患に関係してくるかもっていう話です。

極端な話、ピロリ菌がいると人生の後半で胃に問題を抱えるかもしれないけど、ピロリ菌がいないと人生の前半からアレルギーに悩まされるかもっていうことです。
なかなか興味深い話ですよね。
ピロリ菌は悪い菌というイメージがありますが、100%悪いわけでもなく、人の体に対して有益なことをしている可能性もあるということですね。

これは生態系の話によく似ていると思います。
人間が害虫だと思った虫を殺虫剤などで殺し絶滅させると、その害虫を餌としていた鳥たちも絶滅し、その鳥たちを・・・と連鎖していくことと似ていますね。
ミクロで見ると悪いように見えることが、マクロで見ると全体としては良いことをしているかもしれないのです。

腸内細菌は1000種類を超える細菌たちが、生態系を作っています。
その生態系を崩すことが人間にとっていいことなのかって、なかなか判断が難しいところですね。
人と細菌が数万年作り上げて来た『共生』の道を、近視眼的な見方で処置していくのは、あまり良いことではないように思えますね。

腸内細菌と免疫については、こちらの記事で詳しく書いているので参考にしてみてください→腸内環境と免疫系の関係性。腸内細菌を増やして免疫力をアップ!

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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