年収と栄養バランスって関係あるのかなぁ?
そんな疑問に答えます。(平成30年 国民健康・栄養調査結果の概要より)
結論から言うと、年収と栄養バランスには関係性があります。年収が高いほうが、主食・主菜・副菜を意識しています。
興味深いことに、女性だと年収が低いほうが『主食・主菜・副菜を組み合わせて食べるほうがいい』ということを知っていることです。年収200万円未満だと、93.2%の女性が知っています。
1 金銭的事情から主食・主菜・副菜を組み合わせられない
主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることができない1番の理由は、やはり金銭的理由です。ここが年収によって差が開いています。
2 年収による摂取している食品の違い
年収によって食べている食品の多さにも差があります。
2.1 年収が上がるにつれて野菜の量は多くなる
予想通りと言いましょうか、年収が上がるにつれて野菜の摂取量が多くなっています。
2.2 卵は安いはずなのに年収が低いと摂取量も少ない
この表を見ていて不思議だなぁと思ったのが、年収が低いと卵の摂取量も低いところです。卵は栄養が豊富というのは有名な話なので、積極的に食べていきたい食品です。しかも卵は高価ではなく、安ければ1パック100円くらいで購入できます。それなのに、年収が低いと卵の摂取も少ないというのはなんだか不思議な気がします。
2.3 年収が高いほど食塩も多くなりがち
女性はそうではありませんが、男性だと年収が高いほど食塩が多くなっています。外食の影響でしょうか。塩分だけで見ると、年収が少ない人の方が健康的ですね。
2.4 年収が低くても穀類はそれほど多くない
「年収が低いと穀類が多くなりがち」、という話もありますが、日本においてはそこまで差はありません。女性も男性も20gほどの差です。炭水化物は1g=4kcalですから、80キロカロリーほどの差しかありません。
2.5 肉類には差があるけれど魚介類にはほぼ差がない
年収が高くなるほど肉類の摂取量も多くなっています。しかし魚介類の差はほとんどありません。
おわりに
こちらの表を見ていて、とても気になったのがエネルギーです。こちらのデータと、カロリー量が違っているんですよね。うーん、気になるですね。
>日本人の摂取カロリーは50年前と比べて減っている【肥満の謎】
にしても、やはりカロリーだけでは肥満を説明できそうにはありません。
参考までに。それでは!
*参考
- https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
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