紫外線の浴びすぎは確かに体に良くありません。しかし、浴びなさすぎも良くありません。
紫外線には2種類ありまして、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)があります。どちらも体に影響を与えるのですが、ビタミンDを生成するためにはUVBが重要になります。
紫外線って種類によって影響が違うんだ。
意外と知られてない事実なんだね。この記事ではUVBに注目して書いていくよ。
まずは太陽から出る光線の種類の確認
太陽からはいろいろな波長の光線が届いております。
波長が長いものから順に書くと、
- 赤外線
- 可視光線
- 紫外線
- X線
- ガンマ線
になります。
今ではほとんど使われなくなりましたが、昔は携帯電話で電話番号を交換するときは赤外線を使っていました。
今はLINEでフルフルしてるなー。
その交換方法も10年後にはなくなってるだろうねー笑
X線は病院でおなじみのやつですね。
オゾン層でカットされる太陽光
実のことをいうと紫外線はUVA、UVB、UVCの3種類に分けられていますが、UVCはオゾン層に阻まれて地表には届きません。
波長の短い、
- UVC
- X線
- ガンマ線
はオゾン層のおかげで遮られているんですね。だからこそ『オゾンホール』なんかが問題になったわけです。
そっか。オゾン層がなくなっちゃったら、ずっとX線を浴びる状態になっちゃうんだ。
そうだね。波長が短いと細胞にダメージを与えるから浴びすぎは危険なんだ。
紫外線B波(UVB)とは?
紫外線B波(UVB)とは、紫外線A波(UVA)より波長が短いものになります。
太陽に浴びすぎると、肌が赤くなりますよね?これの主な原因がUVBになります。
UVAより波長が短い分、UVBはオゾン層や上空の雲に阻まれ、地上に到達する量は低いのですが、エネルギーが強いため肌を傷つけてしまいます。(UVAが肌に優しいというわけではありません。UVAは肌に急激なダメージは与えませんが、じわじわとシミなどの原因になると言われています。)
UVAとUVBの違い
UVAはオゾン層、雲、汚染された大気などを簡単に通過してきます。そして、ガラスでさえも通過してきます。
一方、UVBはガラスによってほとんど遮断されてしまいます。
ガラス越しの生活だとUVBが不足する
つまり、ガラス越しに日光を浴びた気になっているとUVB不足になってしまいます。ビタミンDを生成するためにはUVBが必要なのです。
ガラスでUVBは遮断されちゃうんだね。
そうなんだね。ガラス越しで日光を浴びた気になっていると、UVAとUVBの割合に偏りが生じちゃうんだ。
ビタミンDが不足すると・・・
ビタミンDの主な作用は、ビタミンD依存性タンパク質の働きを介して、腸管や腎臓でカルシウ ムとリンの吸収を促進し、骨の形成と成長を促すことです。
ですので、ビタミンDが不足すると、腸管からのカルシウム吸収の低下と腎臓でのカルシウム再吸収が低下し、低カルシウム血症となります。その結果、小児ではくる病、成人では骨軟化 症の発症リスクが高まります。
ビタミンDについての詳細はこちらの記事を参考にしてみてください→→→
睡眠の質の低下につながる
ビタミンD不足は睡眠の質の低下につながります。
日光に浴びる機会が少ない人は、
- 意識的に休憩時間などに日光に浴びるようにする
- 食材からビタミンDを摂取するようにする
二点に気をつけてみてください。ビタミンDが豊富に含まれる食材についてはこちらの記事を参考にしてみてください→→→
たしかに日光にたくさん浴びた日は眠りの質がいいかも。
体験的にも、日光に浴びた日と浴びない日では“ぐっすり度合い”が違う気がするよ〜。
おわりに
冒頭にも書いた通り、日光の浴びすぎは良くありませんが、浴びなさすぎも良くありません。
最近では日傘や日焼け止めの塗りすぎと過度に紫外線を避ける傾向にあり、若い女性ではビタミンDが不足している人も増えてきているそうです。肌は白く保たれますが、健康面で問題が出てきては後々厄介なこととなります。
ということで、“適度”に日光を浴びてみてください!日光を浴びるとセロトニンなどのホルモンも分泌され、睡眠の質も高くなりますので^^
これからは毎朝歯磨きしながら日光に浴びる様にするよ。
それがいいね!暑すぎる夏や、寒すぎる冬は外に出るのが億劫になるけどね^^;
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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