『WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学』を読んで

健康関連本
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T・コリン・キャンベル大先生の『WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学』を読んだので、ちょこっとメモします。なかなかマニアックな本で、後半では医療政策やら製薬会社、サプリメント会社の利権やらにも触れられていました。難しいところですね。

で、この本で大事なところを一言でいってしまいますと「サプリメントなんかに頼るな。野菜を食べるんだ!」ということです。まぁ当たり前の話ですね。

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人体は複雑なことを理解する【リダクショニズムからホーリズムへ】

かなりの紙面を割かれていたのが「リダクショニズムだと人体は語れないぜ」と言うことです。リダクショニズムの訳語として「細分主義」が使われていました。

 

細分主義がなにかというと、漢字の通り「細かく分けるの最高!」というようなイメージです。栄養でいうと、ビタミンやミネラルを細かく分けて、「〇〇が足りないなら〇〇のビタミンを飲めばいいいんだ!」という考えですね。(個人的には、還元主義との違いがよくわからなかったです))

 

ただ、人間の体はそこまで単純じゃないんです。「ビタミンCが足りないからビタミンCのサプリメントとろう!」という単純な発想は、ちょい無理があるんですね。サプリにビタミンCが100mg含まれているからと言って、体内で100mgすべてを活用できるわけではありません。人体って複雑なのですよ。

 

だからこそリダクショニズム(細分主義)ではなくて、ホーリズム(全体主義)で考えよう!というのが著者の主張です。同意です。複雑な世界においては、1+1+1+1+1=5ではなく、5以上になるのですね。

りんごの研究で分かったこと

おもしろい研究の話があったので、紹介します。

100gの生のりんごが持っている抗酸化活性を調べました。これをビタミンC換算すると、1500mg分のビタミンCに相当することが分かりました。しかし、100gのりんごをまるごと化学分析にかけてビタミンC量を測ると、なんと5.7mgしかありません。1500mgには全然届かないのです。

 

なにがいいたいかと言うと、りんごを丸ごと食べることによって、りんごの中にある数百種類の化学物質が相互に作用しあい、強い抗酸化力を示すということです。特定の栄養素が体内でどのように使われるのかは、一緒に摂取する栄養と関係し合うため、これを細分主義的に追いかけるのは無理です。単一の栄養素が含まれるサプリより、まるごとの野菜や果物を食べるべきってことですね。サプリはあくまで補助食品。メインの食事がしっかりしてないと意味ないぜ!といういつもの結論をして終わります。参考までに。それでは!

 

読書メモとして簡単に動画にしています↓↓↓

WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学【【読書メモ】】
 

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