タンパク質の取りすぎって体に悪いのかな?
そんな疑問に答えます。
タンパク質は体にとても重要な栄養素で、毎日摂取しなくてはならないものです。しかし、やはり摂取しすぎは良くありません。
適当にプロテインとってるわー。それってまずいの?
スプーン1、2杯なら全然問題ないよ!まぁ余程のことがないかりぎは大丈夫かな👍
このページでは『プロテイン(タンパク質)の過剰摂取がもたらす体への悪影響』について書いていきたいと思います。
*記事の内容を簡単に動画でまとめています↓↓↓
1 プロテインの過剰摂取が危険な理由
タンパク質の1日の適切な量をご存知でしょうか?1日にだいたい体重1kgあたり1gと言われているので、体重が60kgであるならば1日の適正量は60gです。トレーニングの強度によりますが、トレーニングをする人ならば1.2〜1.8倍のタンパク質が目安になります。
プロテインを摂取せずに、食事のみでタンパク質を摂取しようとすると、ついつい脂質や炭水化物を多く摂取してしまうので、タンパク質の補給にはプロテインはもってこいのサプリメントです。
1.1 タンパク質は体に貯蓄することができない
炭水化物や脂質であれば『脂肪』としき体に蓄えることができます。しかし、タンパク質は体に蓄えることができません。ですので、摂取したタンパク質を体が吸収できなければ、排出されることになります。
タンパク質の過剰摂取は、消化にエネルギーをかけても吸収されず排出されてしまうので、消化に使うエネルギーも勿体無いですし、プロテインも勿体ないだけなので、吸収しきれない以上のタンパク質の摂取は意味がありません。
プロテインを飲めば飲むほど筋肉がつくわけじゃないのね。
1.2 過剰なタンパク質な内臓にダメージを与える
吸収されず体に排出されるタンパク質は、肝臓や腎臓に負担を与えることになります。タンパク質は体内でエネルギーやグルコースに変わる際にアンモニアを排出します。アンモニアは肝臓で無害な尿素になり腎臓を通して『尿』として排出されます。
タンパク質を多く摂取するということは、その分多くの尿に変換しなくてはなりません。そのため肝臓や腎臓に多くの負担がかかってしまい、内臓疲労を蓄積していくことになります。
これはもっと早く知っておきたかったー。
普通の食事でタンパク質の過剰摂取はほぼならないと思うけど、プロテインを常用していうのなら少し注意が必要だね。
腎臓の機能が悪くなっていくと、尿が体に溜まっていくことになります。ひどい場合だと腎臓機能が悪くなりすぎて尿毒症になり、命に関わってきます😱腎臓は大切にしなければなりません。
1.3 腸内細菌がタンパク質を毒素に変換
私たちの腸内には少なくとも100兆個を超える腸内細菌か生息していると言われています。この中には、よく耳にする善玉菌と悪玉菌が生息しています。さらに、この2つに加えて『善玉でも悪玉もどちらでもない菌』の3つのグループが生息しています。この中で最も数が多い菌が、“どちらでもない菌”で、その次に善玉菌、そして最後に悪玉菌がきます。
腸内の環境を保つには『悪玉菌を増やさないこと』が肝心なのですが、動物性のタンパク質を摂りすぎると、悪玉菌の栄養素となり悪玉菌を活性化させることになります。
悪玉菌はタンパク質をインドールや硫化水素といった有害物質に変換します。焼肉を食べた後などはオナラが臭くなると思いますが、これは硫化水素が原因になります。
1.4 タンパク質の取りすぎをチェックする方法
腸内環境が最適であれば、便の色は黄色がかった色になりますが、悪玉菌が増え腸内環境悪くなると便が黒っぽい色になります。腐敗産物が増えると口臭や体臭の原因にもなるので、ぜひ毎日うんちの状態を確認してみてください。
当サイトではおなじみのことですが、腸内環境を整えることが健康の第一歩ですので!
おわりに
このページでは『タンパク質の取りすぎの危険性』について書いてきました。
トレーニングをしたからといって、ついついプロテインでタンパク質を摂りすぎてしまうと思わぬ悪影響があります。過剰のタンパク質の摂取は体内に吸収されないどころか、内臓に負担をかけるばかりです。
また、動物性のタンパク質は悪玉菌にとって好物なので、腸内環境も乱れやすくなってしまいます。なにごともバランスが大切なのですね。
タンパク質は不足がちになりやすい栄養素ですが、かといって取りすぎは禁物です。自分の体の調子、便の状態、トレーニング内容によってプロテインの摂取量を変えて、自分なりの最適量を見つけてください。それでは!
コメント