口腔洗浄機で奥歯が染みるようになりました。といわけで歯医者さんに行ってみると「ギリ神経を取らなくてもよさそうな虫歯」と言われてしまいました。おいおい定期検診にいってるのによ…
まぁもともと治療した歯でして、白い被せ物の下に虫歯ができたっぽいから気がつかないのも無理はないのかもしれません。それにしてもショック。
で、治療が終わり、見事に白い被せ物から銀歯にグレードアップしました😱
治療後、冷たい水で染みるし、熱い味噌汁でも染みるんですわ。3ヶ月後の定期検診で歯科衛生士さんに相談してみると、「今回の虫歯は深かったし、銀歯は熱伝導率が高いから染みるかも」なんて言われているから我慢しておりました。
で、さらに3ヶ月後(治療後から半年)の定期検診で「まだ染みるっすー」と歯科衛生士さんに相談すると、「根管治療が必要かも」と言われてしまいました。初根管治療かも…。
というわけで根管治療にビビっていろいろ調べてみました。
熱いものがしみる場合はかなり歯がやばい【根管治療が必要な可能性】
調べていて分かったことは、冷たいもので歯がしみる場合よりも、熱いもので歯がしみる方がやばいということです。熱いものでしみると、『歯髄壊死』や『不可逆性歯髄炎』が疑われます。
かおり先生曰く、「熱いもので染みるのは、歯の神経がもうダメーって言ってる証拠。神経を取る治療せーへんかったら間に合えへんかもしれへん」とのことです。
虫歯以外でも物理的刺激で神経の炎症が起こる可能性がある
私、この歯を治療するまでは熱いもの大丈夫だったんですよね。なぜ治療後に痛くなったのかを考えますと、
- 治療の刺激が神経に炎症を与えていた
- 銀歯で熱伝導率が高くなり、神経に刺激がいく回数が増えて炎症した
というのが影響なのかなぁと。
こちらの動画によりますと、虫歯以外でも物理的な刺激(噛む力、冷温水の刺激など)により神経が炎症してしまうそうです。神経の炎症が回復しない場合、不可逆性歯髄炎になってしまい、根管治療が必要とのことです。
いやー、治療後、もっと歯をいたわるべきでした。というか、歯医者さん、それを教えてくれよ…。
根管治療をする場合、保険治療ではく自費治療が望ましい
宮崎歯科医院さんの動画を拝見して以来、歯の知識がどんどん深まりました。その結果分かったことがありまして、
- 根管治療とは神経を取ることではなく、細菌感染を取り除くこと(その結果として神経が取られる)
- 根管治療をする場合は、唾液を遮る治療をしないと再感染するため再治療が必要になる確率が高くなる(2人に1人は再治療)
- 根管治療の再治療をしたくないのであれば、ラバーダムとマイクロスコープを使った治療が望ましい。そしてこの治療は保険適用外なので実費。つまり10万円弱かかる。
ということです。
虫歯は唾液を介した感染症なので、治療中は唾液を遮ることが超重要です。それにはラバーダムを使います。でも、ラバーダムを使ってる歯医者さんは、ほとんどありません😱
でさらに、根管治療のような歯の奥深い治療をする場合、マイクロスコープが必要です。マイクロスコープがないと、「虫歯菌を取り除く」というのが難しくなってくるのです。
ラバーダムとマイクロスコープを使う根管治療は、保険適用外です。自費治療になります。お値段、10万円弱はかかります。高い!でも、保険治療で再治療になる手間(金額&時間)を考えれば、そこまで高くないかもなのです。
マイクロスコープの詳しい説明はこちら↓
ようはマイクロスコープを使うことで、虫歯の部分だけを削り、虫歯でない部分は残す、というような治療をやりやすくなるのですね。こんなの置いてる歯医者さんなんてみたことないぞ!
歯の治療中の唾液の危険性についてはこちら↓
根幹治療をするデメリット→歯が脆くなる
根幹治療をすればオールオッケーかと言いますと、そんなことありません。神経がなくなるので、歯が脆くなるのです。というわけで、できるだけ歯の神経は残したいです。
MTAを使うと神経を残せるかも
MTA(保険適用ではない)という薬剤を使えば、露髄しても(歯を削っていて神経が見えても)神経を残せるかもしれません。
宮崎歯科医院の先生曰く、この治療をしても3割くらいは根幹治療になってしまうそうな。
特徴としては、
- ジーンとかズーンとする痛みがずっと続く
- 極端にしみる
この症状が2〜3ヶ月続いたら根幹治療が必要になりそうとのことです。
MTAを使えば部分断髄も可能
MTAを使えば、部分的に神経を残すことも可能です。
MTAで神経を絶対に残せるかというと、そうではない
自費治療をすれば、絶対に神経が残せるかというと、そんなことありません。
MTAで治療してから2年後、痛みが出てくる人もいます。噛み合わせが悪く、歯に強い負担がかかる場合は根幹治療がやっぱり必要になったりするそうな↓
宮崎歯科医院では、歯の神経を残す治療の成功率は約7割、3割は根幹治療に至るそうです。
根幹治療でインプラントも防げる
「抜歯してインプラントや」と他の歯医者さんで言われたとしても、マイクロスコープを使った腕の良い歯医者さんが治療を行うと、歯を残せたりもします。
おわりに
「いままでの虫歯治療はなんだったのか…」というくらいに、歯科治療は進化しているっぽいです。
というか「虫歯は唾液による感染。治療中にうがいはしない方がいい」って、マジでもっと早く言ってくれよって感じです。銀歯をつけるときなんかにも、普通にうがいのターンありましたからね…。
唾液で感染した象牙質の上に銀歯を被せる…そりゃ、銀歯の下が虫歯になるのも納得なのです。
歯のことを考えるなら、ラバーダムを使ってる歯医者を選ぶといい気がしますー。参考までに。それでは!
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