マスクとアルコール消毒はウィルスに有効?知っておきたいウィルスとの関係

マスクとアルコール消毒はウィルスに有効?知っておきたいウィルスとの関係 予防
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ウィルスはマスクで予防できるのかなぁ?あとアルコール除菌ってウィルスに効くのかな?

そんな疑問に答えます。

結論を先に書いておくと、

  • 普通のマスクだとウィルスは素通り
  • アルコールが効くウィルスもいれば、効かないウィルスもいる

それでは以下に具体的に書いていきます。

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1:マスクでウィルスは予防できる?

基本的にウィルスはマスクで予防できません。感染者が感染拡大を防ぐためにマスクをつけることには効果がありますが、自分を守る手段としてはマスクは効果が薄いです。なぜならインフルエンザウィルスなどのウィルスはあまりにも小さいので、市販で売られているマスクのほとんどを素通りできるからです。

インフルエンザウイルスは感染力が高く、予防にはウイルスになるべく触れないことが重要となる。厚生労働省は、体調に不安がある場合は人混みを避けるほか、外出後は手洗いとうがいをするよう呼びかける。一方、マスクをすることは「感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨していない」(同省担当者)という。

引用:https://www.sankei.com/life/news/180126/lif1801260043-n1.html

 

また2020年を騒がせているコロナウィルスも同様です。市販で売られているほとんどのマスク(花粉症対策マスク)では、防げません。

1.1:N95微粒子用マスクなら効果あり

医療従事者用のN95微粒子用マスクであれば、ウィルスにも効果があります。

捕集効率試験において、0.3マイクロメートルのNaCl粒子を95%以上捕集します。

引用:https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/medical-jp/mask/n95/

市販されていませんから、このようなマスクを一般人が入手するのは現実的ではありません。

1.2:ウィルス感染の3つの経路を理解しておく

ウィルスの感染経路は主に以下の3つがあります。

  • 飛沫感染:せきやくしゃみで飛んだ飛沫が、非感染者の体内に入ることによる感染
  • 接触感染:ドアノブなどの感染者が触ったものに非感染者が触れ、ウィルスが体内に入ることによる感染
  • 空気感染:空気中に漂うウィルスを吸い込むことによる感染

1.3:空気感染を防ぐために人が混む場所にはいかない

上述の通り、市販されているマスクではウィルスを防ぐことができません。つまり空気感染を防ぐのは難しいということです。

 

ですから、ウィルスが飛び交うような人が混むような場所は、ウィルス感染が警告されている時期には避けるべきです。

 

どうしても人混みの中へ行く事情がある場合は、マスクをつけましょう。なぜなら空気感染は防げなくても、せきやくしゃみなどの飛沫感染は防げるからです。(普通のマスクでも、くしゃみなどの飛沫は防げる

1.4:手洗いうがいが重要

ウィルス感染が流行しそうな時期は、手洗いうがいをしっかりしましょう。ドアノブや電車のつり革など、様々なものに触れた場合、自分の体にウィルスが付着している可能性があります

 

家に帰った時は、いつも以上に手洗いうがいをしましょう。

2:ウィルスにアルコール消毒は有効?

ウィルスはアルコール除菌できるかという話ですが、冒頭にも書いた通り、アルコールが効くウィルスもいれば、アルコールが効かないウィルスもいます。

 

この違いは、エンベロープという膜がウィルスにあるかないかで決まります。インフルエンザウィルスやコロナウィルスはエンベロープがないため、アルコールの効果があります

 

ノロウィルスにはエンベロープがあるため、アルコールが効きません。アルコール除菌は万能ではないことを、頭に入れておきましょう。

2.1:アルコール消毒には80%が有効な理由

アルコール除菌には80%の濃度のアルコールが有効です。なぜ100%がダメかというと、100%アルコールだとすぐに蒸発してしまうため、ウィルスが死ぬ前にアルコールの効果がなくなってしまうからです。

 

水で薄めた80%の濃度のアルコールであれば、蒸発しにくくなっており、ウィルスをより効果的に殺せるというわけです。

ウイルスにアルコール消毒は効く?→外膜の有無によって効果が変わる

2.2:次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウムの効果

消毒用アルコールと同様に効果があるのが、

です。

こちらはインフルエンザはもちろんノロウィルスにも効果的です。殺菌力が強いため、

  • 手の消毒はアルコール
  • ドアノブなどの消毒には次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム

と使い分けてもいいかもしれません。

 

まぁ使い分けを考えるとややこしくなりますから、「とりあえずアルコール消毒でOK」と考えておけばいいでしょう。

 

次亜塩素酸を主成分とする水溶液を『次亜塩素酸水』といい、こちらは主婦の方には馴染みのあるものかもしれません。濃度に注意すれば手洗いにも使えます。

ノロウィルスが流行しているときは、頭の片隅に置いておいた『次亜塩素酸水』を用意すればOKかと。ウィルスが流行する季節には、その都度調べるのが吉ですね。

おわりに

以上、マスクとアルコールのウィルスの関係性について書いてきました。

  1. 手洗いうがいを基本とし
  2. 人が大勢いる場所にはマスクをつけ
  3. 家庭内での感染を防ぐためにアルコール除菌もしておく

という対策が有効かと思います。参考までに。それでは!

*記事の内容を簡単に動画でまとめています↓↓↓

*参考

インフルエンザQ&A|厚生労働省
インフルエンザQ&Aについて紹介しています。
新型コロナウイルス感染症対策について | 首相官邸ホームページ
新型コロナウイルスに関連した感染症対策。過剰に心配することなく、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努めて...

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