基本的に日本で売られているサプリは割高な気がしていて、あまりオススメしていません。コスパを考えるならiHerbなのですよ。
が、今回、なかなか興味深いサプリメントが発売されました。その名もオートファジー習慣です。ぷっちょで有名なUHA味覚糖とAutoPhagyGoが共同開発した商品です。なぜ興味深いかというと、AutoPhagyGoは大阪大学初のベンチャー企業でして、ここに元マイクロソフト日本代表の成毛真さんが出資していたりするのですね。
オートファジー習慣はどんなサプリ?
オートファジー習慣は名前の通り、オートファジーに注目したサプリメントです。オートファジーという言葉は記憶に新しいです。というのも、2016年に大隅良典先生がオートファジーの研究でノーベル生理医学賞を受賞されたからです。
オートファジーをざっくり説明すると、『細胞内の不要になったタンパク質などを分解して、再利用する機能』です。ようは細胞内のお掃除ですね。最近人気のあるファスティング(断食)をすると、オートファジーが働きだします。
もう少し詳しい説明はこちらの記事を参考にしてみてください↓
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では、このサプリとオートファジーにどのような関係があるのでしょうか。1日2粒取ると、以下の成分が摂取できます↓
- ポリアミン含有米胚芽エキス末 50mg
- トランスレスベラトロール 10mg
- アスタキサンチン 1mg
…オートファジー関係あるの?という感じです笑
レスベラトロールとアスタキサンチンは有名な抗酸化物質ですね。レスベラトロールはぶどうやワインに含まれており、アスタキサンチンはサケやエビに含まれております。
で、『ポリアミン含有米胚芽エキス末』はと言いますと、どうやらオートファジーを活性化させるみたいです。知らんかった。つまりこのサプリメントは、オートファジーを活性化させる成分+抗酸化物質ということですね。
ポリアミンってなんじゃい?と言いますと、こちらが参考になりました↓
ポリアミンはほとんど全ての生物の細胞に存在する物質 で,細胞の増殖や分化に必要不可欠である.また,多くの 細胞機能,例えば細胞膜の安定,細胞内シグナルや遺伝子42)∼45) 発現などにも重要な役割を担っており ,ポリアミン欠乏状態は細胞の機能や生存に重大な問題を生じさせ46)∼53)る .
中略
ポリアミンの名前は,この物質がアミノ基を多数持つ事 から名付けられている.ヒトの代表的なポリアミンはアミ ノ基が 3 個のスペルミジン(Spermidine),4 個のスペルミ ン(Spermine)である(図 1A).細胞内では,アルギニン やグルタミンから,オルニチン,プトレスシン,スペルミ ジン,スペルミンの順に合成される(図 1B).分子量は最 も大きなスペルミンでも 200 程度である.
それで、ポリアミンとオートファジーって関係あるんかいな?という話ですが、ありそうです。(決定的なのかどうかは不明)
- スペルジミンは年齢とともに減少する
- スペルジミンを投与するとオートファジーが亢進する
などが、分かっているみたいです。
参考
- Spermidine restores dysregulated autophagy and polyamine synthesis in aged and osteoarthritic chondrocytes via EP300
- Spermidine: a physiological autophagy inducer acting as an anti-aging vitamin in humans?
ということで、超オススメと言えるサプリメントではありませんが、お金に余裕があるなら試してみてもいいかなと思います。私はまだ若い部類なので、試さない予定ですー。
サプリメントの話になったら毎回言ってることですが、サプリはあくまで補助食品なので基本の食事が疎かにならぬようにです。サプリに3000円出す前に、野菜や魚やナッツ類に3000円を使いましょー。
参考までに。それでは!
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