二日目のカレーって美味しいですよね?
でも美味しい反面、二日目のカレーは危険度がアップします。冬のように寒い時期であればそこまで注意する必要はありませんが、夏場だと注意が必要です。
なぜかというと『ウェルシュ菌』という菌が食中毒の原因になるからです。この記事ではウェルシュ菌による食中毒の症状や潜伏期間などについて書いていきたいと思います。
二日目のカレーでも熱を加えたら大丈夫っしょ!
その考えが危険なんだ^^;
!?
ウェルシュ菌による食中毒とは?
下痢や腹痛がおこる
ウェルシュ菌による食中毒では、下痢や腹痛が起こります。ノロウィルスのような激しいものではなく、どちらかというと比較的に軽い症状ですみます。しかし、夏場の時は体力が低下しているので十分に注意が必要です。
潜伏期間はどのくらい?
ウェルシュ菌の食中毒の潜伏期間は、だいたい12時間以内です。二日目のカレーを食べて12時間以内に腹痛が起これば、たとえそのカレーがまだ残っていたとしても廃棄した方がいいでしょう。
ウェルシュ菌の治療法は?
特別な治療方法はありません。体の免疫機能に任せましょう。ほとんどの場合、翌日には回復しているはずです。
ただし、下痢による脱水症状には十分気をつけてください。
ウェルシュ菌を予防するには?
ウェルシュ菌が熱に強いことを知っておく
ウェルシュ菌の厄介なところが熱に強いところです。
熱に強いウェルシュ菌。夏場の二日目のカレーは注意が必要です。https://t.co/URdp9eoArq
— 福山和寿@今年は5kg増を目指す (@hemogurobinn2) 2018年7月23日
こちらのリンク(一般財団法人 東京顕微鏡院)によると、
食中毒起病性ウェルシュ菌芽胞は100℃、4時間の加熱でも死滅させることが出来ないことから③の病原菌の死滅対策は諦めるしかないでしょう。
とのことです。
保存するなら小分けにして冷蔵庫へ
ウェルシュ菌の特徴としては、
- 酸素に弱い
ところがあります。
ですから、食品を小分けして酸素に触れさせる機会を増やし、それを冷蔵庫に入れれば増殖は防げます。
ウェルシュ菌はどこにいるのか?
肉、魚、野菜、つまり自然界ではごくごくありふれた菌なんですね。だからそこまで悪者ではありません。
しかし、食品中で105個以上に増殖すると食中毒を引き起こすとのことです。
夏場のカレーはすぐに小分けして冷蔵庫へ
夏場のカレーは常温保存はNGです。
めんどくさいかもしれませんが小分けして冷蔵庫で保存しましょう。小分けするのがめんどくさいのであれば、カレーを大量に作らず、その日のうちに食べきれるだけのカレーを作りましょう!
おわりに
ウェルシュ菌の特徴をまとめると、
- 熱に強い
- 酸素に弱い
- 自然界ではありふれた菌
- 冷蔵庫に保存すれば大丈夫
ですので、普通の食中毒対策をしていれば十分です!
今度からカレーを常温保存するのはやめるわ!
大人だったら常温保存でも大丈夫かもしれないけど、高齢者や小さい子どもには危険だからね。
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