歯学博士、照山裕子さんの『歯医者が考案 毒出しうがい』を読みました。うがいの重要性にめちゃんこ気がつかされた本でしたので、この本を読んで以来、意識してうがいをしまくっています。
その結果・・・朝起きた時の口の中の不快感が減りました。素晴らしいです!
ってことで、この記事では本で学んだことを書いていきたいと思います。
毒出しうがいとは?
毒出しうがいってなんなのよ?って話ですが、要は、
“全力でうがいする”
ことです。
全力でうがいをしたら、食べカス(虫歯菌のエサ)がほとんど取れまっせーってことです。注意点としては、全方向にグチュグチュすることです。
普通にうがいしてたら前歯にしか当たらないと思うので、右の奥歯や左の奥歯に当たるように、いろんな方向でグチュグチュしてください。
毒出しうがいは水?
水がベストです。
洗口液は殺菌力がありすぎて、1日に何回もすると口の中の常在菌まで殺しちゃうのでよくないんですって。
歯石までの流れ
- 食べたり飲んだりして8時間経つと菌が塊を作り始める
- 24時間経つと目に見えるくらいの塊になる
- これをプラークという
- プラークが残ると2〜3日で歯石に進化
んで、歯石になると歯磨きでは取れなくなっちゃうんですねー。だから歯石になる前に対処が必要なのです。
そこで、毒出しうがいと言うわけです!プラークになる前に全力でうがいして、エサを取り除こうってことですね。
毒出しうがいのメリット
歯磨きはちょっと面倒ですが、うがいならどこでもできます。水があればできます。お茶があればできます。(ただ、お茶だと歯が黄ばんでしまいますが・・・)
口の周りの筋肉が鍛えれる
全力でうがいをしていると、口周りの筋肉が疲れるのが分かると思います。これが美容にもいいんですって笑
毒出しうがいはメリットしかありません!
口臭も予防できる!
口の中を清潔に保つことができるので、口臭も予防できます。全力でうがいをするようになってから、寝起きの口内環境の不快感がかなり減りました(`・ω・´)”
歯周病の予防ができる
毒出しうがいは虫歯以外にも、歯周病にも効果があります。この本を読んでいてびっくりしたんですが、日本人の30歳以上の約8割が歯周病なんですって・・・。
アラサー男子の私としてはガクブルなのです。
歯と歯茎の間にある溝(歯周ポケット)に入り込んだ菌が、歯茎に炎症を起こしていくのが歯周病の第一歩目(歯肉炎)で、歯茎が赤く腫れていたら要注意です。歯磨き時に出血するのも要チェックです。
んで、これを放っておくと歯肉炎が進行して軽度の歯周炎になります。そうなると歯を支える骨が少しずつ溶かされていきます・・・。
歯と寝たきりの関係
歯周病なんかで歯が抜けちゃうと生活の質が格段に落ちるそうで、
- 認知症の発症
- 転倒
- 要介護
なんかのリスクが上がるそうな。
口の菌が血管に入るとやばい!
口の中の菌が口の毛細血管から血液中に入り込んだ状態のことを、『歯原性菌血症』と言います。本来は無菌のはずの血液中に細菌が入り込むので、これ即ち「やばい」ことであって、多くの病気に関係しているそうです。
- 動脈硬化
- 脳梗塞
- アルツハイマー型認知症
- 心臓血管疾患
- 糖尿病
- 骨粗しょう症
- 脳血管疾患
などです。
おわりに
いい本でしたー。一言で言っちゃうと「全力でうがいしろ!」です笑。口内環境の大切さと、病気の関連性についてまだまだたくさん書いてあったので、興味がある方は是非とも読んでみてください!
健康寿命を伸ばしたいなら、うがいは大切ですなー!
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