健康を意識し初めて、商品を購入するときに商品の裏側を見ると、よくわからない油の名前が書いてあります。ヤシ油?パーム油?植物油脂?それって体にいいの?
今回の記事では、それらの油の違いについて書いていきます。
ココナッツオイル、ヤシ油、パーム油の違い
ヤシ油とココナッツオイルは一緒
ヤシ油とココナッツオイルは一緒です。紛らわしいですよね。
どちらもココヤシまたはココナッツヤシから絞られる油脂のことです。ココナッツオイルは安全性が高く健康に良いとされているので、オリーブオイル同様、摂取してもいい油です。(なぜ安全性が高いかというと、飽和脂肪酸なので酸化されにくいから)
ただし、コールドプレス製法のものをお選びください。コールドプレス製法については、こちらの記事を参考にしてみてください→→→
*注意
なんと後述するパーム油も「ヤシ油」と呼ばれることがあるそうです。なんと恐ろしや!食品成分に「ヤシ油」と書いてあるのは避けたほうがいいかもしれません。私は避けます。(ウィキペディア:ヤシ油)
パーム油とは?
パーム油は、アブラヤシというヤシ科の植物の果実から絞られる植物油脂になります。パーム油は安価なので、様々なものに使われており、生産量のもっとも多い植物油脂になります。(食用にも使われるけど、工業原料にも使われている9
パーム油を避けるべき理由
油を選ぶ際の決め手は、トランス脂肪酸が含まれてるかどうか?になります。心臓疾患などの病気に関係があるとされるトランス脂肪酸。アメリカやEUでは規制が入ってきていますが、日本は全然・・・。
ということで、自分の身は自分で守るためにも、できるだけトランス脂肪酸含有の油は避けなくてはなりません。しかし、食品成分に「トランス脂肪酸」なんてのは書いてありませんから、タチが悪い。
トランス脂肪酸は、油に熱をかけたり、水素を添加した時にできてしまいます。多くのパーム油は精製時にトランス脂肪酸が生まれてしまうので、避けるべき油になります。(ココナッツオイルと違い、不飽和脂肪酸が多いため)
トランス脂肪酸については、こちらの記事を参考にしてみてください→→→
植物油脂の多くはパーム油
食品成分をみているとよく見かけるのが『植物油脂』。植物がついてるので、なんだか体に良さそうなイメージがありますが、植物油脂の多くが、トランス脂肪酸が含まれた油になります。
つまり、避けるべき油です。
植物油脂(パーム油)が含まれている食品の例
- カップラーメン
- チョコレート
- スナック菓子
- せんべい
- アイスクリーム
- マーガリン
- 冷凍食品
- カレーやシシチューのルウ
- パン
などなど、ほとんどの食品に含まれています。企業は利益を追求しますからね、安価な植物油脂(パーム油)は超便利なものなのです。
油は何を選べばいいのか?
基本的に、油は、“コールドプレス製法”された
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
を、お選びください。
油についてはこちらの記事を参考にしてみてください→→→
多少は仕方ない
トランス脂肪酸入りの油を完全に避けようと思ったら、この時代には生きれないです。お菓子も食べれない、外食もできない、楽しく食事ができない、という状態に陥ります。
ですから、多少は仕方ないと割り切るしかありません。
「体に悪い油はできるだけ摂取しない」
という心がけが大切です。
おわりに
今の時代って、気をつけていないと平気で体に良くないものをガンガン食べちゃうんです^^;
水分を除けば脳って6〜7割が脂質なので、ここにトランス脂肪酸がいけばめちゃやばいなーと私は思っています。ヒトのトランス脂肪酸と認知症の研究データはまだないと思いますが、私は気をつけている次第ですです。
この記事を読んでいる方は健康意識高めの方だと思いますので、自分の両親や祖父母の食事も気をつけてあげてください。身内が認知症になると、生活の質がゴリゴリに削られてしまうと思うので><
病気は治療より予防!
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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