多くの人に腸内環境の大切さを知ってもらいたいために、ちょくちょくと“腸内環境のあれこれ”を記事にしております。
このページでは「寄生虫が人の行動を影響を与える!?」な話を紹介したいと思います。

え?そんなの嘘やろ??

因果関係は証明できないけど、「もしかしたら!」みたいな話がある面白さだよ。
腸内細菌環境のまとめ記事はこちらです。参考にしてみてください。

トキソプラズマに感染した人は起業思考が強くなる
コロラド大学のチームによると、トキソプラズマという寄生虫に感染している人は起業志向が強いことがわかりました。
私の健康戦術の第一段階が腸内細菌環境を整えることです。その理由は、腸内環境の影響がすごく大きいと思っているからです。
寄生虫が人の行動に影響? 感染者、起業志向強く | 2018/7/25 – 共同通信 https://t.co/1FtV6kJbuU— 福山和寿@今年は5kg増を目指す (@hemogurobinn2) 2018年7月26日
約1500人の大学生を調査したところ、トキソプラズマに感染していない学生に比べて、感染した学生はビジネス系の選考を選ぶ割合が1.4倍も高かったそうな。
また約200人の社会人を調査したところ、起業経験の割合はトキソプラズマに感染した人が1.8倍も高かったそうです。

トキソプラズマが体の中で何かしてるってこと?

ホルモンなどの脳への情報伝達物質の出方を変えて、感染者をリスクの高い行動に駆り立てている可能性があるってことだよ。
ただし、これは因果関係が証明できていないので、
- 起業思考のある人はリスクを取りやすいため、トキソプラズマに感染しやすくなる行動をとっている(なんでもかんでも口にする、みたいな笑)
だけかもしれません。
トキソプラズマに感染したネズミは危険を恐れなくなる
ヒトではなくてネズミの研究もありまして、トキソプラズマに感染したネズミは恐れを感じる力が弱まり、ネコの前に飛び出しやすくなります。その結果、ネコに捕食されやすくなります。
そして、トキソプラズマはネコに感染することに成功し、より広範囲に生息域を広げれるわけです。

おもしろいなー。

でしょ?腸内環境って興味深いんだよ!
もうちょっと腸内細菌と動物の行動に詳しく知りたいぜ!という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
おわりに
“気になる腸内環境のお話”をお届けしました^^
この記事で少しでも腸内環境に興味を持ってもらえたら幸いです。
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
トキソプラズマについてもう少し詳しく
追記です。こちらの本にトキソプラズマについて、もう少し具体的に書かれていたので、紹介したいと思います。
トキソプラズマに感染している人は、全世界で30%強にも及びます。地域差がかなりあり、日本では10%程度ですが、フランスでは85%にも上ります。フランスでなぜこんなに感染者が多いかと言うと、よく火の通ってない肉を食べるせいだと考えられています。ただ、寄生率がこれほど高くてもあまり問題になっていないのは、ほとんどの人は感染しても、体に異変が起こらないからです。
トキソプラズマの終宿主はネコ科の動物です。ネコ科の動物に寄生したトキソプラズマは、腸の中で有性生殖を行います。そこでトキソプラズマは、プラディゾイドという成虫になって、有性生殖を行って接合子を作り、それがオーシストと呼ばれる子虫になって、糞とともに排出されます。排出されたオーシストはしばらく感染能力がなく、数日後に成熟してこれを取り込んだ人や他の動物に感染していきます。
ネコ科以外の動物に感染したオーシストは感染動物の体内でタキソイドという子虫になって無性生殖で増えますが、しばらくすると寄主の免疫によって攻撃されてしまいます。攻撃から逃れるべく、シストと呼ばれる厚い殻に閉じこもって、筋肉や脳内に潜伏します。シストを取り込んだ動物は感染しますが、ネコ科以外の動物の体内では有性生殖ができないため、ネコ科の動物がいないとトキソプラズマの生活感は完成しません。
このトキソプラズマのシストが、ネズミの脳に入り込んでネズミの行動を操って、猫に食べられやすいようにするというわけです。人は猫に食べられる事は無いので、人の脳を操ってもトキソプラズマに有利にはなりません。しかしトキソプラズマには人の脳とネズミの脳の区別はできないため、人の脳もトキソプラズマに操られて、多少なりとも行動パターンが変化するかもしれないと言う話です。
実際、トキソプラズマに感染された人が交通事故に遭う確率は、感染されてない人の2.7倍にも達します。また、感染者は実直さが薄れ、より外交的になるようです。
ここで面白いのが、著者がふと思ったことに、最近猫好きが増えてきているのは、トキソプラズマに感染された人が増えてきているせいかもしれないと考えているところです。もしかしたらそうかも知れませんね。参考までに。それでは!
*腸内環境の関連記事
*腸内環境の大切さを勉強するためのオススメ本
今までに多くの『腸内環境の大切を伝える本』を読んできました。その中でもイチオシなのがアランナ・コリン先生の『あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた』です。
分厚くて少々読みにくいかもしれませんが、腸内環境の大切さを深く知っておく上で外せない一冊です。
「もうちょっと読みやすい本を頼むぜ!」という方のためオススメできる本は、『腸科学』です。こちらは読みやすいと思います。
どちらのほんも「腸内細菌スゲー」と思うこと間違いなしです!
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