当サイトでは「腸内環境を整えようぜー」ということを伝えております。なぜかというと、腸内環境を整えることが健康な体への第一歩だと考えているからです。
多くの人に腸内環境の大切さを知ってもらいたいために、ちょくちょくと“腸内環境のあれこれ”を記事にしております。
このページでは「悪玉菌の原因と対策」について紹介したいと思います。
悪玉菌がよくないと聞くけど、何がよくないのかいまいちわかってないんだ。
悪玉菌が完全に悪者かというと、そんなことないんだけどね。とりあえずこの記事では悪玉菌についてあれこれ紹介していくよ!
腸内細菌環境のまとめ記事はこちらになります。参考にしてみてください。
悪玉菌ってなに?
腸内細菌は3つに分けられます。
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌(ひよりみきん)
健康な腸内フローラでは、これらの菌がバランスよく生存しています。しかし、悪玉菌優勢に偏ってくると、体の不調がもたらされます。
悪玉菌は腸内で何をしているの?
悪玉菌は、『タンパク質やアミノ酸を分解』します。
ですから、めちゃめちゃ悪いことをしているわけではないのですが、これらを分解していく上で腐敗物質(副産物)を作り出します。
- 硫化水素
- アンモニア
- フェノール
- メタン
などです。
お腹が張ってしまたり、ウンチが臭いのはこれらの物質が多いことからです。
またこれらの物質は体に有害なので、大量にあれば腸にダメージを与えますし、腸壁から再吸収され、血液にのって身体中を巡ってしまうことになるのです。
悪玉菌の種類は?
悪玉菌には、
- ウェルシュ菌
- 黄色ブドウ球菌
- 病原性大腸菌
- ディフィシル菌(大腸炎のもとになる)
- フラギリス菌(大腸ガンの一因になると言われている)
などがあります。
逆に善玉菌は何をしているの?
善玉菌は食物繊維を分解・発酵し、人体にとって有用な物質(短鎖脂肪酸)を作り出します。また、腸内を酸性に保つことで病原菌の繁殖を抑えたり、蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進したりもします。
短鎖脂肪酸が免疫システムに関与しているとも言われているんだ。
悪玉菌を減らすためには?
悪玉菌はなにが原因で増えていくのでしょうか?
それは、悪玉菌が好きなエサを与えたときです。
- 肉をたくさん食べる
- 油脂の多い食品を食べる
- 野菜を食べない
この条件が満たされたら、一気に悪玉菌は増えていきます。
つまり、焼肉はほどほどにしろってことだね。
そうだね。お肉をたくさん食べるときは、野菜もしっかり食べよう!
加工食品やお菓子も悪玉菌を増やすから注意
お肉だけに注意していればいいかというと、そんなこともありません。
お菓子や加工食品にも注意が必要です。
悪玉菌が増えるとどうなるの?
アレルギー体質になる
腸内フローラが乱れるとアレルギー体質になります。免疫細胞が過剰反応するようになります。(免疫細胞を抑制する力が弱まるとも言える)
精神面にも影響を与える
以前の記事でも書いたことがある通り、腸内フローラのバランスは、セロトニンやドーパミンといったホルモン合成にも影響を与えます。
ですから、肉体だけでなく精神面にも影響を与えます。
肥満につながる
腸内フローラのバランスが崩れると肥満にもつながります。
というのも、腸内フローラが“食欲ホルモン”にも関係していると言われているからです。実際、健康的な人と、肥満体型の人では、腸内細菌の割合が異なります。
大腸ガンに関係する
悪玉菌が優勢で慢性的に腸に刺激を与え続けていると、がんなどの病気の原因になります。
悪玉菌優勢の状態を放っておくと恐ろしいことになるんだね・・・。
だからこそ腸内フローラのバランスを整えておきたいんだ。腸内フローラのバランスは、うんちの状態でチェックすることができるよ!だから毎日ウンチをチェックしよう!
おわりに
“気になる腸内環境のお話”をお届けしました^^
この記事で少しでも腸内環境に興味を持ってもらえたら幸いです。
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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*腸内環境の大切さを勉強するためのオススメ本
今までに多くの『腸内環境の大切を伝える本』を読んできました。その中でもイチオシなのがアランナ・コリン先生の『あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた』になります。
分厚くて少々読みにくいかもしれませんが、腸内環境の大切さを深く知っておく上で外せない一冊になります。
「もうちょっと読みやすい本を頼むぜ!」という方のためオススメできる本は、『腸科学』になります。こちらは読みやすいと思います。
どちらのほんも「腸内細菌スゲー」と思うこと間違いなしです!
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