当サイトでは「腸内環境を整えようぜー」ということを伝えております。なぜかというと、腸内環境を整えることが健康な体への第一歩だと考えているからです。
多くの人に腸内環境の大切さを知ってもらいたいために、ちょくちょくと“腸内環境のあれこれ”を記事にしております。
このページでは「腸内フローラと免疫の関係」についての話を紹介したいと思います。
腸内環境と免疫って関係あるの?
意外かもしれないけど、大ありなんだよね。
腸内細菌環境のまとめ記事はこちらになります。参考にしてみてください。
腸は消化吸収するだけの臓器ではない!
腸は消化吸収するだけの臓器ではありません!
なんと、
免疫機能
にも大きな役割を持っています。
免疫システムとは、
- 病原菌
- 病原ウィルス
- アレルギーの元となる抗原
など、体に有害なものが侵入してきたときに、それらの攻撃から体を守るための防御システムになります。
有害なものは体外へと排出
有害なものが体内へ入ってきたら、まず体が取る行動は
『便として体外へ排出する』
ことです。
腸は消化吸収以外にも“排出”という大切な役割を担っています。便秘の人はこれがうまくできないのです。
そっか・・・便秘ってそういう意味でもよくないんだ。
下痢で死ぬひとはあんまりいないけど、便秘は1ヶ月も続いたら死んじゃう。体に不必要なものを排出するということは、体の健全性を維持するためにとっても大切なことなんだ。
腸に免疫システムが集中している
人の体の免疫システムの約60%が腸に集中していると言われています。
え?そんなに集中しているの?なんで?
それは、腸に外敵が侵入しやすいからだよ。
腸は体の内部にありますが、厳密にいうと“体外”になります。
口から肛門にかけては、皮膚と同じように“体外”とされています。なぜなら、外界と接しているからです。(消化吸収して、ようやく体内へと入っていく)
そのため、腸内は常に外敵との危険に晒されています。食べ物を消化吸収する間に、外敵との脅威とも戦っているのです。
だからこそ、腸に免疫細胞が集中しているのです。
そっか、栄養を吸収できるってことは、悪いものを吸収する可能性だってあるわけだもんね。それを防ぐために免疫システムが集中しているんだ。
腸内細菌が大切な理由
体を守るためには腸内細菌がとても重要になります。
というのも、腸内細菌が
- 免疫細胞の活性化
- 免疫細胞の抑制
をコントロールしているからです。
特にアレルギー症状というのは、過剰なまでに免疫細胞が活性化している状態のことですから、免疫細胞の抑制が必要になります。それに腸内細菌が関わっているのです。
マウスの実験になりますが、腸内に細菌がいるマウスと、いないマウスを比較したところ、腸内に菌がいないマウスの方がアレルギーを起こしやすいことが分かっています。
アレルギーの他にも、
- ストレスに弱い
- 腸炎を起こしやすい
などの結果が出ています。
腸内フローラを整えることは、“お通じ”以外にも、体のいたるところで関係しているのです。
腸内細菌と免疫が関係しているって不思議だねぇ。
今、多くの研究者がそれについて調べているよ!とりあえず言えることとしては、人類は長い年月をかけて細菌と“共生”の道を選び進化してきたんだね。
おわりに
“気になる腸内環境のお話”をお届けしました^^
この記事で少しでも腸内環境に興味を持ってもらえたら幸いです。
腸内細菌と免疫についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください→→→
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
*腸内環境の関連記事
*腸内環境の大切さを勉強するためのオススメ本
今までに多くの『腸内環境の大切を伝える本』を読んできました。その中でもイチオシなのがアランナ・コリン先生の『あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた』になります。
分厚くて少々読みにくいかもしれませんが、腸内環境の大切さを深く知っておく上で外せない一冊になります。
「もうちょっと読みやすい本を頼むぜ!」という方のためオススメできる本は、『腸科学』になります。こちらは読みやすいと思います。
どちらのほんも「腸内細菌スゲー」と思うこと間違いなしです!
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