「細菌=悪者」という考えはいつごろから?【腸内細菌も不必要と考えられていた】

腸内フローラ 本 まとめ 腸内フローラを改善する
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腸内細菌はようやく市民権を得てきていますが、ほんの数年前まで「細菌=悪者」という面識がありました。なぜ細菌は悪者にされていたのでしょうか。

 

実を言うと細菌学の父と言われるパスツールは、19世紀中頃にこんなことを言っていました。「腸内細菌はきっと動物にとって重要な役割を果たしている。私たち動物は、腸内細菌なしには生きていけないはずだ」

 

さすがはパスツール大先生です。19世紀中頃に腸内細菌の重要性を感じ取っていたのですね。しかし、その後の研究で「細菌=悪者」が根付いていきます。

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病原菌が次々に発見された

科学の進歩によって、コレラ菌やペスト菌、赤痢菌などの人の命を脅かすような病原菌が発見されました。これまで人類を苦しめてきていた原因が細菌だということがわかり、多くの細菌学者は「細菌は人類の敵」と考えるようになりました。

 

そして抗生物質が次々と開発され、世の中で広く使われるようになりました。抗生物質のおかげで、何人もの命を救えるようになったのです。

無菌マウスの方が普通のマウスより長生きした

また、無菌マウスの作り方の方法が確立されると、なんと普通のマウスより無菌マウスの方が長生きすることがわかりました。このことから、細菌がいない方が人類にとっていいことだとされるようになったのです。

 

細菌が悪者扱いされるようになったのには、このような背景がありました。しかし今は腸内細菌の大切さがわかっています。抗生物質の乱用が恐ろしいことがわかっております。

 

参考までに。それでは!

*腸内環境の大切さを勉強するためのオススメ本

今までに多くの『腸内環境の大切を伝える本』を読んできました。その中でもイチオシなのがアランナ・コリン先生の『あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた』になります。

分厚くて少々読みにくいかもしれませんが、腸内環境の大切さを深く知っておく上で外せない一冊になります。

「もうちょっと読みやすい本を頼むぜ!」という方のためオススメできる本は、『腸科学』になります。こちらは読みやすいと思います。

どちらのほんも「腸内細菌スゲー」と思うこと間違いなしです!

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