腸内細菌は腸のどこに住み着いているのか?【粘液層に住んでいる】

腸内フローラ 本 まとめ 腸内フローラを改善する
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自然界の細菌を「門」と言う大きなグループで分けると、およそ70門あります。しかし、人間の腸内から見つかるのは、ほぼ4門だけです。細菌だからといって、人間の腸内になんでもかんでも住みつけるわけではないのですね。

 

では、人間の体に住みつける4門の細菌は、どうやって腸内に住み着いているのでしょうか。

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腸内細菌は腸の表面の粘液層に住んでいる

腸の表面には「粘液層」があります。粘液層は、ムチンというネバネバした物質の層で、厚さはおよそ0.1ミリほどです。腸内細菌は粘液層に入ることで、食べ物などに流されずに腸に長く住みつけるようになります

 

ではどうやって腸内細菌は粘液層に入るのでしょうか。そもそも免疫層は、本来は外敵が侵入しないように、腸の壁を守る働きをしています。というのも、どんな細菌でも好き勝手に粘液層に入り、腸に住みつかれるのは困りものだからです。

 

人間にとって有用な腸内細菌を選び出しているのが、IgA抗体です。IgA抗体は細菌にくっつくことで、特定の細菌を粘液層に入りやすくします。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください↓

>腸内細菌は免疫機構をくぐり抜けどうやって腸内で暮らすようになるのか?→IgA抗体が関与

 

参考までに。それでは!

*腸内環境の大切さを勉強するためのオススメ本

今までに多くの『腸内環境の大切を伝える本』を読んできました。その中でもイチオシなのがアランナ・コリン先生の『あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた』になります。

分厚くて少々読みにくいかもしれませんが、腸内環境の大切さを深く知っておく上で外せない一冊になります。

「もうちょっと読みやすい本を頼むぜ!」という方のためオススメできる本は、『腸科学』になります。こちらは読みやすいと思います。

どちらのほんも「腸内細菌スゲー」と思うこと間違いなしです!

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