前回の記事では『脂肪たっぷりの食事が腸内細菌に与える影響』について書いてきました。
太ると腸内細菌は変化していき、より効率的にエネルギーを摂取できるようになるのでした。
また、アッカーマンシア・ムシニフィラという微生物が減り、腸内の粘液層が薄くなり、そこからリポ多糖が血中に流れ込むのでした。
今回の記事では『太るとクロストリジウム属の種が増え、それが体に与える影響』について書いていきます。
同様に『マイクロバイオームの世界』を参考にしています。
胆汁を分解しでオキシコール酸(DCA)に変換
これはマウスの実験になりますが、マウスを肥満化させると、腸内細菌はクロストリジウム属の種が多く棲みつくようになります。
クロストリジウム属の細菌は、食物の消化のために肝臓で大量に作られる『胆汁酸』を好みます。
そしてこの胆汁酸を分解し、『デオキシコール酸(DCA)』に変えます。
デオキシコール酸・・・なんと発がん物質なのです(´・ω・)
マウスが肥満化し、肥満マウスの町内でクロストリジウム属の濃度が高まると、腸内環境は悪くなり、『細胞老化関連分泌現象』という腫瘍成長に関わる現象が引き起こされます。
肥満おそるべし・・・ですよね?
ということで、やっぱり太りすぎないようにしましょうね(`・ω・´)”
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