歳を重ねるごとに『脱水症状』になりやすいのはご存知でしょうか?
加齢による身体機能(筋肉とか)の衰えだけに注意を向けがちですが、体の内面の変化にも気をつけないといけません。
このページでは『加齢による脱水症状と予防法』について記事を書いていきます。
加齢とともに脱水症状になりやすい理由と予防法
それでは早速以下に脱水症状になりやすい理由と予防について書いていきます。
1:水分を溜め込める量が減る
高齢者は脱水症状に気をつけなければなりません。というのも、若いうちは体に十分に水分を溜め込むことができるのですが、高齢者は溜め込まなくなるからです。
若いうちは体の60%が水分であると言われていますが、60歳を超えると体の2分の1しか水分がない状態になります。(ちなみに新生児の場合は70〜80%です)
ということは、若い時代より水分量が減っているので、当然脱水症状になりやすくなるわけです。だから、若い頃と同じ感覚で水分補給をしていたら『水分不足』になりやすく、これが高齢者に多い脱水症状の原因です。
2:腎機能の低下している
加齢とともにトイレが近くなります。その理由の1つが、膀胱の柔軟性が減り、尿を蓄えられなくなるからです。そしてもう1つ理由があります。それが『腎機能の低下』です。
腎臓はの働きは、体にたまった毒素や老廃物を尿と一緒に体外へと排出してくれる役割があります。しかし、加齢とともに徐々に腎臓の機能も衰えてしまい、一度に排出する毒素や老廃物の量が減少します。
そのため、体は残った毒素や老廃物を排出しようとするので、尿の回数が増えるのです。
3:水分が足りてないのに体が反応しない
腎臓機能の低下の話をしましたが、機能が低下する臓器は何も腎臓だけではありません。全体的に機能が低下していると思ってください。
実を言うと感覚機能も低下しています。視力・聴力・味覚・触覚・嗅覚なども低下しているので、若い人からしたら「本当?」と疑問を持ってしまうかもしれませんが、『喉が渇いていることに気がつかない』という状態が起こってしまいます😅
ですから、若いうちから『喉が渇く前に、こまめな水分摂取』を心がけておくのが吉です。そして、おじいちゃん・おばあちゃんがちゃんと水分を摂取しているか気をつけてあげてください。水分が不足し、血液がドロドロになってしまうとめ血管系の病気を引き起こす場合があるので😱
4:利尿作用がある飲み物は飲みすぎない
利尿作用が強い飲み物を飲みすぎると、水分を取っているにも関わらず、適切な水分補給ができないという状態が起こります。『緑茶』は利尿作用が強いので、濃い緑茶の飲み過ぎには注意してください。
コーヒーがお好きな方もおられると思いますが、コーヒーも緑茶と同じように利尿作用があります。やはり水分補給には『水』が一番です。
ちなみに、カフェインの取りすぎは『不眠』にもつながるので、カフェインの取り過ぎは体に良くありません。
おわりに:加齢とともに水分補給には気をつけよう
今回の記事は『加齢によに脱水症状』について書いてきました。それでは簡単にまとめをします。
- 加齢とともに体の水分保有量は減ってしまう
- 腎臓機能の低下により、老廃物の排出のためにトイレの回数が増える
- 「喉が渇いていることに気がつかない」という状態になる
- 利尿作用が強い飲み物ばかり摂取すると、水分を取っているのに『脱水状態』になる
- こまめな水分摂取の習慣を今からつけておくこと
それでは!
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