不老長寿メソッド 鈴木裕【読書メモ】

健康関連本
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パレオな男を運営している鈴木裕さんの本『不老長寿メソッド』を読んだのでメモします。決定版の本ですね。すっごくまとめられております。

すごーくざっくりまとめると、

  • 肉体にちょっと負荷をかけよう(運動しよう)
  • 負荷をかけたら疲れを取るためにしっかり寝よう(負荷と回復はどちらも大切)
  • 野菜をたくさん食べよう
  • お肌のために日焼け止めと、風呂上がりに保湿をしよう

ということが具体的に書かれておりました。よく言われていることですね。

以下では、個人的に興味深かったところをメモしていきます。

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運動すると健康になれる理由は、まだよくわかっていない

「運動をすると健康になれるぞ!」

ってのはそうなのですが、その明確な理由はいまだに分かっておりません。

  • 運動するとカロリーが消費されて、カロリーバランスがよくなる
  • 運動するとホルモンが分泌される
  • 運動するとインスリンの働きがよくなる

などのことは言われていますが、それで動脈硬化が減る理由や、がんの発症が下がる明確なメカニズムは分かっておりません。

で、現時点でもっとも有効な考え方が「ホルミシス」です。

生き物にとって有害な物質でも、ほんの少しなら体に良い効果をもたらすという考え方です。

では、ほんの少しなら体にいい効果を与えるものってなんやねん?という話ですが、それが運動とかです。

  • 運動(ちょっときつい刺激を体に与える)
  • 野菜を食べる(ポリフェノールなどは体に酸化ストレスを与えるため、体内は「炎症抑制システム」が働かせる。これが体にいい)
  • 断食する

などの、体に少しダメージを与えるものです。

正しいストレス解消法は、休憩をコントロールせよ

体に少しダメージを与えるだけではダメです。ダメージを受けたら、しっかりと回復させなければなりません。

しっかり寝ることですね。回復のために「お菓子を食べる!」「タバコを吸う!」「ソファでダラダラ動画を観る!」とかは間違った回復法です。

で、回復のために大事なことが、受け身ではなく攻めの姿勢です。

「疲れたから休もう」ではなく、「〇〇したら30分休む」など、自分で休憩をコントロールするのです。

「暇ができたから休もう」と言う行き当たりばったりの休憩ではなく、あらかじめ決めた計画にもとづいて休むべき時は徹底的に休む。
その姿勢があなたのコントロール感をはぐくみ、ひいては確実な心身の回復につながっていくのです。

その姿勢があなたのコントロール感をはぐくみ、ひいては確実な心身の回復につながっていくのです。

何事もそうなのですが、「自分でコントロールしている」というのが重要なのですね。

野菜はオーガニックにこだわる必要はない

「オーガニックがええんや!」

と思いがちですが、実を言うとそんなことはありません。

スタンフォード大学の、オーガニック研究の中では最大規模の内容では、

  • オーガニックと通常の方法で育てた野菜の間に目立った差はない
  • 栄養価も農薬の残留レベルも微妙な違いしか確認できない

とのことです。

もちろんこれとは違い、「オーガニックの方がええよ!」というデータを示す研究もあります。

でも結局のところ、『植物の生育は土壌や気候によって大きく左右される』わけで、いくらオーガニックで育てようと、その土に栄養がないし重金属を多く含んでいるんなら、普通の土のところで普通に育てた方がいい野菜が作れるわけです。

ということで、野菜はオーガニックなど気にせず食べるべし!ということです。もちろんお金に余裕があるならば、オーガニックの野菜を購入すればいいです。

以上、個人的に興味深かったところでした。

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