リンの効果とは?多く含まれる食材について

リンの効果とは?多く含まれる食材について ミネラル
スポンサーリンク

リンって身体にどんな効果があるの?

そんな疑問に答えます。

今回の記事では『リン』について詳しく書いていきたいと思います。この記事を読むことで、

  • リンの効果
  • リンが多く含まれる食材

が分かります。

スポンサーリンク

1 リンってなに?

高校で化学を習ったことがある人ならばお馴染みのリン。原子番号15番で、元素記号はPの窒素族元素の1つですね。

 

成人の体内には最大で850gのリンが存在し、その85%が骨組織に、14%が軟組織に、1%が細胞外液に存在します。

1.1 リンの機能

リンはカルシウムとともに、ヒドロキシアパタイトとして骨格を形成します。また、

  • ATPの形成
  • 核酸(DNAのこと)や細胞膜リン脂質の合成
  • 細胞内リン酸化を必要とするエネルギー代謝

などに必須のミネラルです。

1.2 リンの消化と吸収

腸管におけるリンの吸収は受動輸送によるものと、ビタミンD依存性のナトリウム依存性リン 酸トランスポーターを介した二次性能動輸送によるものがあります。

 

通常の食事からの摂取量では大部分は受動輸送による輸送になります。リンは消化管で吸収される一方、消化液としても分泌されるため、見かけの吸収率は成人で60〜70%です。

 

体内のリンの量は尿の排出によってバランスが保たれています。だから、腎臓が機能しないとリンの排出がうまくいかないので、高リン血症を引き起こすことになります。

1.3 リンが不足すると

リンは多くの食品に含まれているため、普通の食事をしているのであれば、リンが不足することはありません。

1.4 リンの必要量

厚生労働省が推奨しているリンの1日の推奨摂取量は、成人男性で1000mg、成人女性で800mgです。

リンの1日の推奨量

1.5 リンを過剰に摂取すると・・・

最近の日本の食生活では加工食品の増加に伴い、食品添加物としてリンが多く利用されています。しかし、使用量の表示義務がないので、食品添加物からどのくらいのリンを摂取しているかは不明になります。

 

リンを摂取しすぎると、カルシウムや鉄の吸収が悪くなり、骨粗鬆症になりやすくなると示唆されています。
また、大量摂取は腎臓にも負担をかけるので、腎臓病になるとも言われています。

1.6 リンを多く含む食品

以下にリンを多く含む食品をあげておきます。

文部科学省の食品成分データベースを参考にしています⇨食品成分データベース

食品名100gあたりのmg
エゴマ550
カシューナッツ490
切り干し大根220
枝豆190
干しぶどう90
アボカド55
乾燥舞茸700
乾燥しいたけ310
焼き海苔700
さくらえび1300
全卵220

リンは多くの食品に含まれているので、あまり気にすることなく摂取すれば大丈夫です。特に、魚介類全般にはリンが多く含まれているので、リン摂取には優れた食品になります。

 

しかし現代は加工食品の消費に伴いリンの過剰摂取が見られるので、加工食品ばかり食べているのであれば、食生活を見直した方がいいと思います。

1.7 リンと食品添加物

リンは、

  • リン酸塩
  • ポリリン酸

などとして食品添加物に含まれています。

 

食品添加物として、

  • pHの調整
  • 保存性を高める
  • 水に溶けにくい物質を分散
  • 食肉を柔らかく

などに使われています。

1.8 リンとカルシウムのバランス

リンはカルシウムとのバランスが大切です。

カルシウム:リン=1:2(2:1)

のバランスが適切です。

 

食品添加物などからリンを大量に摂取すると、カルシウムとのバランスが崩れ、

  • 腎機能の低下
  • 甲状腺機能の亢進
  • カルシウムの吸収抑制

などが起きる可能性があります。

おわりに

今回の記事では『リン』について書いてきました。簡単にリンのことを覚えるとしたならば、

  • 多くの食品に含まれている
  • 骨や歯の形成に関与
  • 拡散の成分

です。

 

*参考

日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書 ミネラル

コメント