薬剤耐性菌ってご存知ですか?
薬に対して耐性を持つ細菌のことです。
少し前にこんな記事を書きました→→→『大便を移植する『便微生物移植』の効果がすげえ!』
ディシフィル菌という耐性菌で、アメリカでは年間1万人を超える死者が出ています。
耐性菌ってあんまり馴染みない言葉かもしれませんが、超怖いものなんですね。
ホンマでっかTVでも薬剤耐性菌の危険性について警鐘を鳴らしていたので、気になったところを備忘録的にメモします。
日本でも薬剤耐性菌が急増中
日本でも薬剤耐性菌が増えていて、その増加量ときたら世界最悪レベルだそうです(´・ω・)
2050年にはがんの死亡者数を超える
今や3人に1人はがんで亡くなると言われており、がんはすごく怖い病気という認識があると思います。
しかし、なんと2050年には耐性菌で亡くなる人が、がんの死亡者数を超えると予想されているのです!
現在、世界中で薬剤耐性菌で亡くなる患者数は約80万人です。
これが2050年には1000万人を超えるんですって。
恐ろしいですね・・・。
薬が効かないとなると、打つ手が無くなりますもんね・・・。
現に今でさえマラリアの薬が効かない原虫が出現していたり、抗生物質が効かない結核も出現しているのだとか(((( ;゚д゚)))アワワワワ
パンデミックが起こったらマジで怖いですね。
なぜ耐性菌が日本で増加中なのか?
日本の国民健康保険がしっかりしているので、医療費が安いです(負担が少なくて済むということ)。
だから値段の高い抗生物質も、医者としてはバンバン出せるんですって。
だから逆にいうと、耐性菌を作りやすい環境が整っているというわけです(´・ω・)
薬というものは一長一短です。
なんでもかんでも抗生物質を使ってたら、結果として最悪な状態を引き起こしてしまいます。
少々の風邪ぐらいで、病院に行って「抗生物質ください!」というのはやめてください(`・ω・´)”
まとめ
耐性菌に気をつけよう!と言っても、耐性菌が出現してからでは気をつけようがありません。
ディシフィル菌のように自分のお腹の中で完結するものでしたら、「できるだけ抗生物質の乱用はしないように!」で片付きますが、空気感染する耐性菌だったら自分だけが気をつけていてもダメですからね(´・ω・)
院内感染と呼ばれているやつも、多くが耐性菌らしいです。
病気を治すために入院するのか、耐性菌をもらいに入院しているのか・・・。
とまぁ、耐性菌は怖いということです。
たかが肺炎と思っていても、抗生物質を使っているうちに最強の肺炎に進化するかもしれません。
病人はもちろんですが、看病する人も、お見舞いに行く人も、耐性菌を貰わないように手洗いうがいなどはしっかりしてください。
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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