おならがよく出る原因と解決方法は?腸内フローラとおならの関係について

腸内フローラを改善する
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おならがたくさん出るのが悩みなんだけれど・・・。

そんな疑問に答えます。

実際、私もそういう悩みがありました。しかし、食事に気をつけること・腸内フローラを整えることで、おならの悩みはかなり解決しました。ということで、今回の記事では『おなら』について書いていきたいと思います。(健康的な人であれば、毎日おならが十数回出るのは全然問題ないのです。)

このページの内容を簡単に動画にしています↓

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おならがたくさん出る原因とは?

おならがたくさん出る原因は大きく分けて2つです。

  1. 食べ物を飲み込む時に、同時に空気も飲み込んでいる
  2. 腸内フローラで悪玉菌が増えている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

おならの原因は空気嚥下症(くうきえんげしょう)?

食事の際に空気を飲み込んでいるのは、癖になっている可能性があります

 

例えば、早食いの人は空気も一緒に取り込みやすい傾向にありますし、熱い飲み物が好きな人は、空気で冷ましながら飲むので空気を取り込みやすくなります。他にも、炭酸飲料を常用している人は、常用していない人に比べておならが出やすくなります。

 

早食いもしないし炭酸飲料も飲まないのにおならが出るというのは、ストレスから起こる『空気嚥下症(くうきえんげしょう)』という病気かもしれません。

 

空気嚥下症とは、空気を大量に飲み込むことで、げっぷやおならがたくさん出る症状のことです。唾液を飲み込む際に、同時に空気も飲み込んでいるのですね。(参考:ウィキペディア 空気嚥下症

 

解決方法としては、ストレス解消くらいしかないようなので、適度な運動などを心がけてください。それでも治らないようであれば、一度胃腸の専門医に相談するしかありません。

食事が与えるおならへの影響

ここでは『食べ物の分解ガス』について書いていきます。

 

当然ながら食事をとると、胃腸でそれらが分解され、人体は栄養を摂取するのですが、分解する過程でガスが発生します。(腸内細菌が大きな影響を与えると言われています)

 

これがおならの原因の1つになります。

  • 炭水化物・・・二酸化炭素・水素・メタンなどのガスを発生(あまり臭くない)
  • タンパク質・・・お肉や卵、ニンニク、玉ねぎなど硫黄分が多い食事をとると硫化水素・二酸化硫黄・二酸化炭素・酪酸・アンモニア・インドール・スカトール・アミンなどの臭いのあるガスが発生
  • 脂肪系・・・脂肪が分解されると揮発性の脂肪酸になる(汗の臭いと似ている)
  • 牛乳・・・ラクトース(乳糖)不耐性の人が牛乳を飲むと、腸内ガスが発生

臭い原因のおならは主に『タンパク質』が原因になります。

おならと姿勢の関係

おならが出るのは生理現象なので、我慢せずに出すことが肝心ですが、おならが出ずにお腹が張ってしまうという悩みをお持ちの方もいます。お腹の張りの悩みの原因の1つは『姿勢』が関係しています。

 

姿勢が悪いと空気の交換が悪くなり、血液中の二酸化炭素分圧が上がり、腸内にガスが溜まりやすくなります。姿勢を正して、空気を循環を行うことで、お腹の張りは和らげることができます。(参考:五味クリニック)

良いおならと悪いおなら

先に見てきた通り、空気を飲み込むことを除けば、おならの原因は食事内容と腸内細菌の関係にあります。

 

つまり、腸内細菌の状態が良ければ『良いおなら』になります。良いおならとは、二酸化炭素、窒素、メタン、酸素などがガスの主成分になり、臭いはきつくありません。

 

しかし、悪いおならには、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、アミン等が含まれ、臭いがきつくなります。

おならが臭くなる原因

タンパク質や硫黄を含む食べ物をたくさん食べると、どうしてもおならが臭くなってしまいます。だからプロテインなどで、タンパク質を必要以上に取りすぎているのであれば、プロテインを減らすことで、臭いおなら問題を解決することができるかもしれません。

 

炭水化物は主にビフィズス菌等の善玉菌が分解するのに対し、タンパク質や脂質は悪玉菌と言われるウェルシュ菌等が分解します。悪玉菌の好物であるタンパク質が腸内に必要以上に存在すると、体に悪いガスが大量に発生しているということなので、臭いおならは悪玉菌増加のサインでもあります。

 

だから、臭いおならが出ているときは、悪玉菌が増えていると考えられるので、食生活等を見直しましょう。

おならの悩みの解決方法

今まで見てきたように、おならがよく出ることと、臭いおならには解決策があります。おならでお悩みの方は以下のことを気をつけてみてください。

  1. 適度な運動
  2. 食生活の改善
  3. 腸内細菌を整える

それぞれ詳しくみてみましょう。

適度な運動でストレス解消

空気嚥下症はストレスが原因でした。それならば、ストレスを解消することが一番です。そのためには日々の生活の中に適度な運動を取り入れましょう。

 

運動することはストレス解消につながるだけでなく腸に刺激が加わり、腸内に溜まりがちなガスがスムーズに排出されるようになります。例えば、小さいおならを小分けに出すよりは、一回でたくさんのおならを出せるようになれば、おならの回数に悩むことは少なくなるでしょう。

食生活の改善

タンパク質は体に大切な栄養素であり、欠かすことはできません。しかし、必要以上のタンパク質の摂取は、腎臓に負担をかけるだけでなく、腸内の悪玉菌の増殖に拍車をかけるものになります。

 

だからタンパク質を摂りすぎているのであれば、プロテインの量を調整するなどしておならの臭いの変化に気を使ってみましょう。また牛乳などを飲む人は、ラクトース不耐性により、ラクトースが分解できていない可能性があります。(不耐性についての記事はこちらを参考してください⇨あなたの食事は大丈夫?ジョコビッチから学ぶ生まれ変わる食事法

 

自分に合う食材、合わない食材というものがあるので、おならの量や臭いが気になる方は、「これを食べたらおならの量が多い気がする」など、摂取した食品と体調の関係をメモしていくと、原因がわかりやすと思います。

 

タンパク質の過剰摂取の他に、おならが気になる人は以下に気をつけてください。

  • 炭酸飲料を控える
  • 熱すぎるものを飲まない
  • ポリフェノールを摂取する(カテキンなどは消臭効果がある)

腸内細菌を整える

腸内の環境を整えることは、このサイトでもなんどもお伝えしているように超重要です。(詳しくはこちらの記事を参考にしてください⇨【腸内フローラ】なぜ健康を考える上で腸は大切なのか?

 

腸内環境を整える重要性を簡単に書くと、

  • 免疫に関係ある
  • 脳内ホルモンを作る
  • 栄養を吸収する
  • 不要物を便として排出する

と、体の健康を考える上で、すごく大切な役割をしているのが腸になります。

 

腸内細菌を整えるために必要なことは、

  • 乳酸菌などの『菌』を摂取すること
  • 乳酸菌などの栄養源を摂取すること

の2点になります。

 

腸内には約数千種類の腸内細菌が100兆個以上存在すると言われています。人によって腸内細菌の種類や数は未知数なので、人によって「これは絶対に効く乳酸菌!」というものがないのが、難しいところになります。だから、自分でどんどん試していくしかありません。

 

私で言えば、明治ブルガリアヨーグルトのLB81はすごく良かったのですが、同じく明治が作る有名な『R-1』は体に合いませんでした。(R-1の方が高級なのに・・・笑)

 

自分の体を持ってトライアンドエラーを繰り返すことが必要かと思います。(自分の体に合う&食生活に適合する菌を見つけましょう!)

 

ちなみに、健康を考えるなら毎日1兆個の菌を摂取した方が良いと言われています。これはヨーグルトを毎日食べるだけでは全然足らずに、サプリメントに頼る必要があります。

 

本気で1兆個摂取しようと思うのであれば、以下のどちらかを試してみてください。どちらでもいいと思いますが、できればどちらも試してみて、自分に合う方を採用するのがベストです。(もしくはどちらも合わないかもしれません。先ほども言いましたが、腸内細菌叢は人によって千差万別なのです。)

腸内細菌の好物は食物繊維

腸内細菌の好物は食物繊維になります。ですから、たくさん野菜を食べると腸内細菌は喜びます。

食物繊維が豊富な食べ物について>

おわりに:おなら対策には腸内フローラの健全化を!

今回の記事では『おならの回数と臭い』について書いてきました。健康的な人であれば、毎日おならが十数回出るのは全然問題ないのです。

 

しかし、あまりに大量に出たり、臭いがあったりするのは食生活やストレス環境を見直す必要があります。最も手っ取り早い方法が乳酸菌を取り入れて、腸内環境を良くすることなのかなぁと私は思っています。

 

理想は1日1兆個の菌の摂取かもしれませんが、お金に余裕がなければちょっと厳しいですよね。ですが、乳酸菌などの菌系のサプリメントにお金を払っても良いかと思います。

 

なぜかというと、腸内環境ってすごく大切だからです。腸内環境が整っていないと、どれだけ栄養あるものを摂取したとしても吸収されません。極端な例えで言うと、毎日下痢ばかりしている人が、きちんと栄養を摂取できるわけがありません。

 

良好な腸内環境を作り、食物をきちんと消化できる体制に整えてから、足りない栄養素をサプリメントで補う形に移行するのが良いと私は思っています。それでは!

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