ローフードダイエットって聞いたことありますか?
ローフード(Raw-food:生の食べ物)をたくさん食べて、植物の酵素やら栄養素やらを効率的に摂取しようぜ!というダイエット法になります。
私も一時期「野菜は生がいい!!」という考えを持っていたのですが、今はそんなことありません。
今回の記事では、その理由について書いていきたいと思います。
加熱調理で栄養は減るのか?
「ローフード最高!!」
と思っている方は、食べ物に熱を加えると酵素や栄養素が壊れるから、生がベスト!という考えの持ち主です。
確かにビタミンCなんかは加熱により減ってしまうんですよね(´・ω・)
でも、すべての栄養素がそうかというと、そうではありません。
ニンジンに含まれるカロテノイド系は熱に強く、むしろ熱を加えて食べたほうが健康に良かったりします。
吸収率という観点を導入
栄養摂取を考える上で大切なことは『吸収率』という観点を取り入れることです。
極端にいうと、いくら栄養があるものを食べても体が吸収できなければ意味がありません。
例えば、慢性下痢の人が、いくら栄養を吸収しようとしたって無理なんです。
「生の方が栄養価が高いから・・・」
といって、生野菜ばかり食べてても下痢が続くだけです笑
では、生野菜と加熱した野菜はどちらが吸収率が高いと思いますか?
熱を加えることで吸収率アップ
野菜の栄養は『細胞壁』の中にあります。
この細胞壁ってすごく強固なもので、壊すのって大変なんですよね。
だから生野菜をバクバク食べても、細胞壁を壊すためにエネルギーがいるので、エネルギー収支的には微妙だったりします。
それよりは加熱により細胞壁を壊しておいて、それを食べた方が栄養的にいいんじゃね?という話なんですね。
*関連記事
酵素はそもそも胃酸で・・・
「いや、でも熱を加えたら大切な酵素が壊れてしまうんだ!!!」
と言う人もいます。
でもね・・・熱を加えようと加えなかろうと、酵素って胃の中で胃酸により壊されちゃうんですよね(´・ω・)
酵素の材料ってなんだと思います?
酵素はタンパク質から作られるんですね。
んで、タンパク質は胃酸でアミノ酸に分解されます。
つまり酵素も胃酸でアミノ酸に分解されちゃうのです。
ということで、いくら低温調理やらミキサーやらで熱を加えずに酵素を残したとしても、結局は胃酸によって分解されてしまうんですね。
これって、私の意見ではなくて、“酵素が体に良いという科学的根拠はない”とのことが分かっております。
*関連記事
まとめ
ということで、「生野菜しか食べない!」と言うのはやめた方がいいかと。
生野菜も食べるし、加熱した野菜も食べる、そのバランスをいい感じにするのが健康を考える上で大切なことだと思います。
果物全般は生で、レタスも生で、キャベツも生で、それ以外は加熱して食べるのが私のローフード戦術になります笑。
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
*関連記事
コメント