野菜に含まれるいろいろなファイトケミカルについてまとめてみた

いろいろなファイトケミカル についてまとめてみた 食事を改善する
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前回の記事でファイトケミカルをたっぷり含んだ野菜スープについて書いてきましたが、今回はいろいろなファイトケミカルについて調べてみたのでまとめてみたいと思います。
こんなにもファイトケミカルってあるんですね〜。

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ファイトケミカルとは?

ファイトケミカル(Phytochemical)とは植物が作り出す自衛物質のことです。
植物は動物と違って、動くことができません。

だから太陽からの直射日光あたり放題で、虫さんから食べられ放題なわけです。
それを防ぐために植物が作り出したものがファイトケミカルなんですね。

ファイトケミカルがなぜ体にいいの?

ファイトケミカルがなぜ体にいいかというと、

  • 抗酸化作用
  • 免疫活性化作用
  • 発ガン抑制作用
  • デトックス作用
  • 動脈硬化予防作用

などなどがあるからです。

直射日光当たり放題で遺伝子ボロボロになりそうな植物ですが、ファイトケミカルのおかげで遺伝子遺伝子がボロボロにならないのです。
その力を人間も借りちゃおうって話ですね(`・ω・´)”

ファイトケミカルを分類すると

ファイトケミカルを分類すると、次のようになります。

  • ポリフェノール
  • イオウ化合物
  • カロテノイド
  • 糖質関連物質
  • アミノ酸類
  • 香気成分

ポリフェノール

ポリフェノールってよく聞く言葉ですが、これはファイトケミカルの1種です。
植物の色素やアクの成分となっています。

ポリフェノールには強い抗酸化作用があるので、ガンの抑制効果が期待されています。

  • アントシアニン:ぶどうの皮や赤ワイン、ブルーベリーなどに含まれる
  • イソフラボン:大豆などに含まれる
  • フラボン:セロリに含まれるアピイン、ピーマンに含まれるルテオリンのこと
  • フラボノール:そばに含まれるルチン、タマネギに含まれるケルセチン、ブロッコリーに含まれる件ペロール、イチゴに含まれるフィセチンのこと
  • フラバノール:緑茶に含まれるカテキン、紅茶に含まれるテアフラビンのこと
  • カフェ酸誘導体:コーヒーに含まれるクロロゲン酸のこと
  • ロズマリン酸:ローズマリーになどに含まれる
  • リグナン類:ゴマに含まれるセサミン、セサモリン、セサミノールの総称
  • ジンゲロール:生姜の辛味成分のこと
  • クルクミン:カレー粉の黄色い色素成分のこと

イオウ化合物

ブロッコリーやワサビなどのアブラナ科の野菜に共通して含まれています。

  • グルコラファニン:ブロッコリーなどに含まれるグルコシノレートのこと
  • シニグリン:わさびやからしに含まれるグルコシノレートのこと。ミロシナーゼと呼ばれる酵素で分解され、アリルイソチオシアネートという辛味成分になる
  • ワサビイソチオシアネート:わさびに含まれる香気成分のこと
  • イソチオシアネート:キャベツに含まれる
  • アリイン:ニンニクに含まれる。アリイナーゼと呼ばれる酵素で加水分解されニンニクの匂い成分であるアリシンになる
  • イソアリイン:玉ねぎに含まれる辛味成分、アリイナーゼによりイソアリシンになる
  • メチイン:ニラに含まれる

カロテノイド

カロテノイドの代表例は、にんじんのβカロテン、αカロテンですね。
ほかにもトマトやスイカのリコペン、ほうれん草のルテイン、みかんのβクリプトキサンチンなどがあります。

  • αカロテン:にんじんなどに含まれる。βカロテンより強い抗酸化力をもつ
  • βカロテン:にんじんなどに含まれる。体内で必要量のビタミンAに変換される
  • βクリプトキサンチン:みかんなどに含まれる
  • リコペン:トマトやスイカの赤み成分
  • アスタキサンチン:サケに含まれる赤み成分。抗酸化力が強く、ビタミンEの1000倍とも言われている
  • カプサンチン:唐辛子やパプリがの赤み成分
  • ルテイン:黄色〜橙色のカロテノイド。ほうれん草などに含まれる

糖質関連物質

きのこのβグルカン、海藻類のフコイダン、りんごのペクチンなどが代表例ですね。

  • βグルカン:きのこ類の細胞質や細胞壁にある不溶性食物繊維の一種。抗がん作用・免疫細胞活性化がある
  • フコイダン:多糖類の一種で海藻のヌメリ成分。
  • ペクチン:水溶性食物繊維。血糖値の急激な上昇を抑える

アミノ酸類

  • タウリン:魚介類に含まれ、肝臓の解毒機能の向上作用などがある
  • グルタチオン:アスパラガスに含まれる。活性酸素を無毒化するグルタチオンペルオキシダーゼや発がん物質を解毒するグルタチオン-S-とランスフェラーゼの基質として作用

香気成分

  • オイゲノール:バナナに含まれる。白血球を増やす働きがある
  • リモネン:ゆずやレモンの皮に含まれる香気成分。血行を良くする

まとめ

いかがだったでしょうか?
この記事では『いろいろなファイトケミカル』について書いてきました。

たくさんありすぎて正直、覚えれませんよね笑
まぁ野菜にはたくさんのファイトケミカルが含まれているから、とりあえず毎食食べておこうぜ!っていう話です(=゚ω゚)ノ

大切なことは「このファイトケミカルがすごいから、この野菜を食べよう!」と、同じ種類の野菜を食べ続けずに、いろいろな種類の野菜を食べることです。

何事も極端なことは良くないですからね。
一種類の大量の野菜より、たくさんの種類の少量の野菜を食べるように心がけましょう!

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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