
血糖値が高いとなにがいけないの?
そんな疑問に答えます。
結論を先に書いておくと、血糖値が高いままだと、
- 老化
- 動脈硬化
など、体に悪い影響を与えます。ですから高血糖は避けなければなりません。
以下ではもう少し具値的に、血糖値について書いていきます。
*記事の内容を簡単に動画でまとめています↓↓↓
1 血糖値が高いままだと危険な理由
血糖値を下げるためには、『インスリン』が分泌しなくてはなりません。インスリンについてはこちらの記事を参考にしてみてください↓
>インスリンの働きとは?【ダイエット・健康のために知っておきたい知識】
1.1 血液検査のHbA1cは糖尿病のチェックに使われる
血液検査をすると『HbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)』という項目があると思います。これは糖尿病のチェックに使われる指標で、ヘモグロビンが糖化(結合)したものを『HbA1c』と言います。
厚生労働省のe-ヘルスネットによりますと、6%未満までを正常と判断しています。
1.2 糖尿病の指標に血糖値ではなくHbA1cが使われる理由
血糖値はその日の食事によって変わってきます。しかしHbA1cは変わりません。
いったん糖化したヘモグロビンは、赤血球の寿命(120日)が尽きるまで元には戻りません。そのため血糖値よりHbA1cを測定する方が、糖尿病チェックに適しているのです。
1.3 糖化反応とは?
HbA1cは糖化反応の一例です。糖化反応は食品の分野では『メイラード反応』とも呼ばれています。
糖化反応では、糖に含まれる『カルボニル基』と、アミノ酸の『アミノ基』が反応し、アマドリ化合物というものができます。(そのためアミノカルボニル反応とも呼ばれます)
- ヘモグロビン
- タンパク質
- コラーゲン
- リゾリーム
- アルブミン
- フィブリノーゲン
など、生体内の組織はすべてが糖化反応を起こす可能性があります。
1.4 アマドリ化合物はAGEsを生成する
アマドリ化合物は糖化の初期段階で、最終的にAGEs(Advanced Glycation End Products)を生成します。これが問題です😱
AGEsになると、
- 肌のコラーゲンは弾力を失う→シワ
- 血管のコラーゲンが弾力を失う→動脈硬化
などが起こります。
他にも、活性酸素を除去する酵素のSODやカタラーゼが酸化されると、活性酸素を除去することができなくなります🤢
1.5 血糖値が高いほど糖化反応は起こる
当然ながら血液中に糖質が多いほど、糖化反応が起こりやすくなります。糖尿病患者は血糖値の高い状態が続くので、それが原因で糖化反応が起こり、合併症の危険性が出てくるというわけです。
2 糖化反応を防ぐために
糖化反応を防ぐ方法について見ていきましょう。
2.1 血糖値を急激に上げない食事をする
根本的な解決策は、食事しかありません。
- 体に悪いものは避けて
- 体に良いものを食べる
に尽きるかと。
具体的には、
- お菓子を避ける
- 加工食品を避ける
- 清涼飲料水を避ける
- 野菜を意識して食べる
- 魚を意識して食べる
>食べ物関連本30冊を読んで分かった太らない食事術【まとめ】
2.2 睡眠をしっかりとる
睡眠不足になるとインスリンの分泌が悪くなります。そのため血糖値が上がりやすい状態になってしまいます。
また、睡眠不足が続くと意志力が弱くなります。そうなるとついついジャンクな食べ物に手を伸ばしてしまいます😅それを避けるためにもしっかりと睡眠はとりましょう。
>睡眠本6冊を読んで分かった眠ることの重要性と睡眠法【まとめ】
おわりに
このページでは、「血糖値が高いままだと危険」ということについて書いてきました。
簡単にまとめると↓
- 血糖値が高いと、体内で糖化反応が起こりやすくなる
- 糖化反応は老化や動脈硬化の原因
- 糖化反応を避けるためには、血糖値をコントロールすること
- お菓子や加工食品、清涼飲料水などは避けること
- 野菜をモリモリ食べること
それでは!
*参考
国立循環器病研究センター病院
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