脱水状態の時に水を飲んでも状態がよくならないことをご存知でしょうか?
夏場であれば、子供や高齢者は特に脱水症状には気をつけなくてはなりません。
ということで、今回の記事では脱水症状と水について書いていきます。
脱水症状と水の関係性
「ちゃんと水さえ飲んでおけば、脱水症状にはならない!」というのはすごく安易な考えになります。
人間の細胞は、カリウムとナトリウムのバランスが取れているのですが、汗をたくさんかくとナトリウムがどんどん流出していきます。(汗を舐めるとしょっぱいですよね?)
この脱水症状の時に『水』を与えても、体内のナトリウム濃度が薄まるだけで、細胞がナトリウムとカリウムのバランスを取ろうとしているのを阻害することになります。
また、ナトリウムなどのミネラル流出を防ぐために汗が出なくなり、どんどんと体温は上昇していくのです・・・・。
これが脱水症状の怖いところですね。
ナトリウム濃度の低下を避けるために、体が水分を受け付けないこともありますからね(´・ω・)
脱水症状を一刻も早く治療するためには、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどの体液に近い成分が含まれているスポーツ飲料を飲み、細胞内のナトリウム濃度のバランスを整える必要があります。
スポーツ飲料の飲み過ぎは避けるべき
脱水症状を避けるためには、スポーツ飲料を飲んだほうがいいと言いましたが、飲み過ぎは体によくありません。
というのもスポーツ飲料には『糖分』が多すぎるからです。
血糖値を上げすぎることは糖尿病につながりますので、スポーツ飲料をがぶ飲みするようなことは避けましょう。
自宅で作るスポーツ飲料
自宅で簡単にスポーツ飲料を作ることもできます。
水1リットルに、砂糖40g、塩3gを混ぜるだけです(`・ω・´)”
これにグレープフルーツの果汁などを混ぜると、カリウムを含ませることもできるし、酸味でより美味しくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事では『脱水症状の時に水を飲んでも効果が薄い理由』について書いてきました。
細胞には水とミネラルが必要で、汗を大量にかき、ミネラルをたくさん流出させた時には、水と合わせてミネラルを補給してあげる必要があるんですね。
また、歳をとると体の水分量が減り、若い時と同じように水分補給していたら水分不足になったりします。
加齢による脱水症状については、こちらの記事で詳しく書いているので参考にしてみてください→水分補給してる?加齢による『脱水症状』には十分な注意を!
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